最近、格安SIMのTVCMをよく目にします。人気なのかな? と思いきや、2016年12月の総務省のデータを見てみると、格安SIMの割合は全体契約数の8.9%。
なぜあまり普及していないのでしょうか? 理由としては「通信速度が遅そう」「回線が安定していなさそう」などの不安があるからだと思います。たしかに、筆者も格安SIMユーザーですが、大手キャリアから乗り換えするとき正直悩みました。
結局、どの格安SIMがイイの? 通信速度で比較できるサービス『SIMW』
たくさんの格安SIMブランドがあるので、どれを選んだらいいのかよく分からないんですよね。
そんな不安を解消してくれるWebサービスが『SIMW(シムゥ)』。格安SIMの通信速度をリアルタイムに比較できます。ある時点の通信速度比較は前からありましたが、リアルタイムに分かるのは目新しいです。
7月10日にリリース及び発表会が行われていたので、伺ってきました!
Webサービス「SIMW」はコチラ
SIMWのサービス内容
1. 格安SIMブランド別に通信速度を比較できる
格安SIMのシェア上位6ブランドを、計測対象にしています。
・楽天モバイル
・OCN モバイル ONE
・mineo(Dプラン)
・IIJmio(タイプD)
・BIGLOBE SIM
・FREETEL
の6社で、現時点ではdocomo回線の格安SIMがメインとなっています。今後、対応ブランドを随時増やしていくそうです。
表示するグラフを選べるので、2つのブランドを比較することも簡単です。
2. 通信速度データを期間別・上下別に表示してくれる
グラフは次の6つの期間別に表示できます。
・過去24h
・前日
・前々日
・過去1週間
・過去1ヵ月
・過去1ヵ年
日時によって通信速度は刻々と変化するので、期間別に比較できるのは助かります。
たとえば、こちらは楽天モバイルの24時間分のデータ。深夜0時~朝6時の通信速度は速いのですが、それ以外はグッと遅くなっています。これが分かるのが、リアルタイム計測の強み。
これを活用すれば、「自分は通勤時間にネットを見ているので、その時間帯に速度が速いものはないかな?」などライフスタイルに合わせて格安SIMを選べます。
また、「下り」と「上り」でそれぞれ表示できます。ちなみに下り・上りを簡単に説明すると、
「下り」:ダウンロード速度。これが速いと動画やネットがサクサク視聴できる
「上り」:アップロード速度。SNSなどでたくさん投稿する人にはこちらが大事
上の画像は「上り」のデータを掲載したもの。こちらだと楽天モバイルに軍配があがります。格安SIMごとのメリット・デメリットが見えてきますね。
3. 埋め込みリンクやシェアが可能
SNSでリンクをシェアしたり、埋め込みコードをブログに貼りつけることもできます。スマホ関連のブロガーには、無料で良質のデータが使えるのでかなり役立ちそうです。
ブログ内でデータを分析したい人もいると思うので、特定の日時のデータを埋め込めるようになると嬉しいですね。
通信速度で比較して、自分に合った格安SIMが選べるように!
格安SIMに乗り換えたいけど、どれを選べばいいか分からなかった人は、SIMWを”選ぶ基準の一つ”にしてみてはいかがでしょうか。
今回はサービス内容を紹介しました。運営にインタビューを行う予定なので、後日また追記します!