【閲覧注意】本当に怖い和風ホラーゲームおすすめ8選。静けさが恐怖に変わる

夏と言えばホラー。アプリ界にもゾクッとする名作ホラーゲームがたくさん揃っています。今回はじめじめと迫りくる恐怖を味わえる「和風ホラー」をテーマに集めてみました。

「リング」や「呪怨」で世界を恐怖させたジャパニーズホラー。日本人だからこそ生み出せる、真綿で首を絞められるような不気味さをお楽しみください……。

臨場感二倍増し。マジで怖くなるホラーゲームの遊び方指南

紹介に行く前に、せっかくのホラーゲーム、明るい場所や人がいっぱいの賑やかな場所でやっては怖さも半減するというものです。

そこで、本当に恐怖を体験したいなら、以下の環境でプレイしましょう。

①遊ぶ時間は夜。真っ暗な部屋で一人でプレイすべし
②プレイ中はイヤホンを挿し、大音量にすべし
③カーテンは全開、窓は半開きにすべし

①と②は言わずもがな、最大のポイントは③ですね。窓を半開きにすることによって、わずかに入り込む風が「何者かに撫でられている」感覚を誘い、悪寒が走ります。また、「外に誰かいるのではないか」という恐怖も。

特に幽霊系が出るゲーム(映画でも)で効果抜群なので、怖いもの知らずな方は試してみてください。あ、逆に怖いのが苦手な方は全く逆の環境でやってくださいね。

『夢怨』夢なら早く覚めて。恐怖の館で過ごす七日間

骨董品店で日本人形を購入してから、不気味な夢を見るようになる。何者かの気配を感じる不気味なお屋敷。これは夢? それとも……。

サウンドとグラフィック、両面から思いっきり恐がらせてくれるホラー脱出ゲームです。

本作はぐるっと360度見渡せるのが特徴。上下にも動かすことができ、隅々まで見渡さなければキーアイテムを見つけられないようになっています。

逆に言うと、どんなに怖くても目を凝らしてしっかり画面を見なけれはいけないということ。いやらしいですねえ。

また本作には「精神」というパラメータがあり、心霊現象に遭遇するなどしてゼロになってしまうとゲームオーバー。必然的に慎重にならざるを得ません。ビクビクしながらの屋敷探索は、リアル精神もガリガリ削られていきます。

なんて言っていると……

きゃあああああああああああ! いやああああああああああ!! 画面タップで早く追い払ってええええええええ!!!!







はぁ……はぁ……。こんな感じで、終始気が抜けません……。

小言を言うとすれば、ビックリ系の演出が多く、ジャパニーズホラーのジメッと感が少々薄目なのが残念。とは言え、まるでコンシューマゲームのようなシステムは一見の価値アリです。

恐怖感  :★★★★☆
パニック感:★★★★★
探索の恐さ:★★★★★

価格 Appstore: 無料 GooglePlay: 無料

『みぃつけたぁ』呪いの人形から身を隠すカジュアルホラー

日本のホラーや怪談話でちょくちょく出てくる定番のひとつ、日本人形。

上で紹介した『夢怨』にも出てきましたが、もう少し怖くないものを……という方には『みぃつけたぁ』がオススメ。呪われた日本人形に見つからないよう素早く身を隠す、ホラーなかくれんぼゲームです。

人形が現れたら、毛布にくるまってやりすごしましょう。突然お面が落ちたり、うめくような声が聞こえたり、恐怖感を煽る演出が盛りだくさん。

障子に影が映っただけで立ち去るなどのフェイントもあり、ゲームとしてもなかなかよく作られています。

しかし意外と人形が可愛く、慣れてくると恐怖感よりもスコアを追求してしまうため、ホラーとしての評価は低め。逆に言えば、苦手な人でも手軽に和風ホラーの雰囲気を楽しめるゲームと言えるでしょう。

もしこのゲームでダメだったら、他のホラーゲームはやらない方が無難です……。

恐怖感  :★☆☆☆☆
パニック感:★☆☆☆☆
お手軽さ :★★★★★

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『心霊学校からの脱出』真夜中の旧校舎で待ち受けるものは……(ムフフあり)

こちらもホラーの定番「学校の怪談」。『心霊学校からの脱出』は、行方不明になった親友を見つけるため、深夜の学校に女子高生たちが忍びこむ脱出ゲームです。

JK4人+おっさん1人で深夜の廃校を探索。イベントシーンが豊富に用意されているのが特徴です。

途中にはサービスショットもあって、一種の清涼剤に。お色気シーンとホラーは切っても切り離せない関係ですね!

いやああああ! 画面を切り替えたらなんかいたああああ!

主人公もプレイヤーも心拍数が急上昇! 出るタイミングが全くわからないため、常に幽霊に出くわす恐怖に怯えなければなりません。

とはいえキャラが立っている分、自分がゲームの世界で恐怖体験している感に乏しく没入感はやや薄め。生々しい怖さは感じづらいかもしれません。

しかしストーリー自体はミステリー有り、お色気ありでボリューム満載。ある程度ホラー耐性があって、物語を満喫する余裕のある方にはオススメです。

恐怖感   :★★☆☆☆
パニック感 :★★★☆☆
ストーリー性:★★★★★

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『学校の七不思議 -恐怖からの脱出-』誰も知らない七つ目の怪談に辿り着けるか

学園ホラーをもう1作。『学校の七不思議 -恐怖からの脱出-』は先に紹介した『心霊学校からの脱出』よりリアルさが増し、ジャパニーズホラーらしい恐怖をもっと感じられる脱出ゲームです。

降霊したこっくりさんが帰ってくれず、途方にくれる4人の女子高生たち。真夜中の学校から脱出するため、こっくりさんの要求通り、学校の七不思議の”七つ目”を探すことになる……。

仲間たちとLINEのようなメッセージアプリでやり取りし合ったり、スマホのカメラで撮影をしたりしながら謎を解いていくのが特徴的です。自分がこんな状況になったら……と思わせるようなリアリティが、怖さを助長します。

ひえっ……!

直接的にビックリさせる恐怖演出は少な目。ですが、ゾワッとさせられるシーンはしっかりと詰め込まれています。

得体の知れない何かに、じわじわと侵食されていくような恐怖。早く脱出したいと思わされる恐怖の学校探索があなたを待ち受けていますよ……。

恐怖感     :★★★☆☆
パニック感   :★★☆☆☆
じわじわくる怖さ:★★★★★

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『いつ死にますか』想像が恐怖を増幅。様々な”死”が待ち受ける

スマホのホラーゲームというと脱出ゲームがほとんど。ですが、ホラーゲームと言えば「弟切草」や「学校であった怖い話」に代表される、サウンドノベルをイメージされる方も多いのでは?

こちらの『いつ死にますか』も、古き良きサウンドノベルを踏襲した作品です。グラフィックが向上した現代では見た目のリアルさを求められることが多いですが、文字だけで紡ぎ出される世界もまた違った怖さがあります。

夏休みに学校で肝試しをすることになった主人公たち。開かずの教室で待ち受けていたのは、得体のしれない何か……。

黒、白、赤。グラフィックはたった3色だけで描かれていますが、文章の持つパワーによって想像が掻き立てられます。リアルに見せつけられるよりも、こちらの方が生々しさを感じるのではと思うほど。

想像力が豊かな人ほど怖くなるゲームではないでしょうか。

サウンドノベルなので、バッドエンディングがとても豊富です。とにかく主人公が死ぬ! 死ぬ!! 死ぬ!!! 様々な結末を迎えます。若干のグロ描写もあるのでご注意を。

選択肢チャートで、簡単に行動選択のシーンに移動できるのが嬉しいポイント。全エンディング回収へのやる気が俄然湧いてきます。ただ、作業になってくると怖さが半減してしまうのはサウンドノベルの宿命でしょうか。

恐怖感   :★★★★★
パニック感 :★★☆☆☆
結末の豊富さ:★★★★★

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『十三怪談』次世代ノベルゲーム。友だちの命はあなたの”返信”にゆだねられた

『いつ死にますか』はオーソドックスなサウンドノベルでしたが、こちらの『十三怪談』はスマホであることをかした次世代のノベルゲームです。

LINEのような疑似メッセージアプリ上で全てが進んでいきます。友人のメッセージに対して返信すると物語が進行。返信の内容によって友人の運命が変わり、様々な結末を迎えるという流れです。

自分が怪異に遭遇するわけではないので、直接的な恐怖描写はありません。しかし、まるで本当に友達とやり取りしているかのような感覚はとても新鮮!

友人の返信がくるまでに時間がかかるところまでリアルに作られています。物語が面白いだけに、イッキに進めることができないのは少々残念。仕方のないことですが……。

登場する友人は13人。それぞれ異なるストーリーが展開します。

テケテケ、口裂け女、こっくりさん、赤い紙青い紙、クネクネなど、日本らしい怪談・都市伝説をテーマにしたお話が揃ってあたり、和風ホラー好きにはポイント高し!

今までにない新感覚の恐怖を味わえる作品です。

恐怖感  :★★★★☆
パニック感:★★☆☆☆
斬新さ  :★★★★★

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『赤い女』幽霊なんかより、人間の方がよっぽど怖い!?

ホラー系の作品では幽霊なり超常現象なり、何かしら非現実的な要素が出てくる事がほとんど。しかし『赤い女』は、なんと幽霊なし、超常現象もなし! 公衆トイレからの脱出を図るゲームです。

なんだ余裕じゃん、と思って甘く見ていると、恐怖のどん底に叩き落とされますよ……。

見てください。この「なんでここまで頑張ってしまったのか」と感嘆せざるを得ないリアルで薄気味悪いグラフィック。ん、何か窓の所のグラフィックが変ですね。

って見てる!窓の外から何か見てるー! 気づいた瞬間スマホを投げそうになりました……。

電話を取るとうめき声が聞こえてきたり、謎のメッセージが届いたり、「現実でも起こりえる」演出に背筋が凍りつきます……。幽霊なんかより、人間の方がよっぽど怖いのでは……?

恐怖感もビックリ感も満載。しかもこれが幽霊ではなく、人の手によるものなのだからなおタチが悪すぎます。「こんな事が現実にあったら……」という恐怖も含めて、総合評価は満点。相当にホラー耐性のある方は、是非挑戦してみてください。

余談ですが、筆者、このゲームのプレイ中、不意に後ろから声をかけられて、絶叫してしまいました。それだけの怖さは保証しますよ。

恐怖感   :★★★★★
パニック感 :★★★★★
現実的な怖さ:★★★★★

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『呪巣』怖すぎて話題沸騰。実況でも大人気の最恐ホラー

果たして、評価満点の『赤い女』を上回るホラーゲームはあるのでしょうか? 筆者が目を付けたのは、『赤い女』のディベロッパーさんが、『赤い女』以前にリリースしたホラーゲーム『呪巣』。

あまりの怖さに話題沸騰、動画投稿サイトでも多数の実況動画が寄せられたという曰く付きの一作です。これは見逃せませんね。

ストーリーをざっくり言うと、幽霊が出る空き家から脱出する、というもの……なのですが、見てください、家に入る前からこの不気味さ。ああ、もう帰りたい……。

誰だ、ホラーゲーム特集なんて企画考えたのは!?(逆ギレ)

郵便受けから家の中を覗き見。外だからまだ平気でしょう。

ぎやああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!

すみません、もう無理です、勘弁して下さい。やっぱり幽霊は怖いですね。誰だ、幽霊より人間の方がよっぽど怖いなんて言ったのは!?

恐怖感もパニック感も、完全に突き抜けた怖さ。5段階評価で言えば8点は余裕で付けられます。あまりに怖くて先に進めません。クリアできたら相当な胆力の持ち者、友達に自慢できますよ。

恐怖感     :★★★★★★★★
パニック感   :★★★★★★★★
怖くて進めない感:★★★★★

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ちなみに『呪巣』はシリーズ化されています。このぐらいの怖さへっちゃらだぜ! なんて肝の座っている方はこちらもご一緒にどうぞ。

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登場人物との一体感こそ、ホラーゲームの醍醐味

映画と違い、一人の登場人物になって恐怖を体験できるのが、ホラーゲームの醍醐味。某ホラーゲームのキャッチコピーを引用させてもらうと「そこを歩く、という恐怖」という奴です。

最後に余談なのですが、この記事作成中に、オフィスの非常ベルが鳴りました。

誤作動らしいのですけど、まさか、ね……。

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