1986年に発売され、レトロゲーマーの間で伝説のクソゲーとして今なお語り注がれる稀代の問題作『たけしの挑戦状』。それがなんと8月15日、アプリになって登場してしまいました!
脅威の再現度。クソゲー要素、カオス要素を余すことなく完全移植
『たけしの挑戦状』と言えば、理不尽なまでの難易度とビートたけし氏の描くカオスな世界観。それはアプリ版になっても変わりません。本作のカオスっぷりを、ほんの一部ですがご覧いただきましょう。
▲街でいきなり殴りかかられる実にバイオレンスな世界観。後の『アウトレイジ』に通じる何かを感じる。
▲ゲーム開始直後にいきなり辞表を出すのが正解という、理不尽極まる攻略法。しかもノーヒント。
▲社長を机にめり込ませる小ネタも健在。
▲数多くのプレイヤーを苦しめたカラオケ。上手く歌えないと容赦なく「へたくそ」と言われてしまう……。
▲ゲームオーバー画面はもちろんお葬式。ちゃーんちゃーんちゃーん♪
アプリ版新要素が、プレイヤーに新たな挑戦状を叩きつける
再現度が凄まじいアプリ版『たけしの挑戦状』ですが、なんと新要素があります。いずれも本作のクソゲーぶりを見事に踏襲しているので、FC版をやりこんだ酔狂なプレイヤーも要チェックですよ!
新ステージ「あめりか」
FC版では日本とひんたぼ島のみ探索可能でしたが、アプリ版では「あめりか」も探索可能に。果たしてどんな理不尽な展開が待ち構えているのでしょうか?
▲あめりかも日本同様、やっぱり退廃的でバイオレンス。ちなみにBGMも追加されている。
▲あめりかには新成田国際空港から行ける。チケットを買ってGO!
キミは何級? ひんたぼ語検定
アプリ版では、ゲーム後半の舞台である「ひんたぼ島」のひんたぼ語検定が追加されました。ゲーム中ではカルチャースクールで習えば自動的に変換されるひんたぼ語ですが、ひんたぼ語検定ではリアルな能力が試されますよ。
……極めたところで、「こんな検定にマジになっちゃってどうするの?」と思えなくもないですが、ぜひマスターを目指してみてくださ合い。
▲「こんなんわかるかっ!」な問題ばかり。でも、実はある法則があるとかないとか……。
『たけしの挑戦状』はアプリになってもクソゲーだった
ユーザーフレンドリーが当たり前となった昨今のゲーム事情の中、伝説のクソゲー『たけしの挑戦状』がまさかのアプリ移植。
本作も時代に合わせてマイルド調整されるかと少し不安になりましたが、全くそんなことはありませんでした。当時の雰囲気のまま移植したのは、まさに英断と言えるでしょう。
ちょっとお高いのが難点ですが、レトロゲーム好きならぜひプレイしておきたい一作です。