本気でやり込める「音ゲーアプリ」14本。システム、曲数、価格を徹底比較

感覚的なタップ操作と1プレイの程よい長さ。いつでもどこでもサクッと、でも本気で遊べるので、スマホと音ゲーの相性はバツグン! ゲームアプリにおける人気ジャンルのひとつとなっています。

そこで今回はiPhone・Androidでプレイできる「音ゲーアプリ」を大特集! ガチ勢も納得の本格的な14本を集め、システム・曲数・価格などを徹底的に比較しました。

今回はスクフェスやデレステ等の、キャラクターや育成要素のあるアイドルリズムゲームなどはあえて排除。純粋に音ゲー部分を楽しむストイックな作品だけを集めています。

アーケードの人気タイトルの移植から完全オリジナルまで、スマホで音ゲーをやりたいならこれだ!

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ゲームセンターにも筐体が置かれているシリーズ作品がこちら。

太鼓の達人プラス / バンダイナムコエンターテインメント

バンナムの大人気シリーズ。音ゲーファン以外にも名前が浸透していて、多くの人に遊ばれている音ゲーのド定番です。

赤色のノーツ(ドン)は太鼓の中を、青色のノーツ(カッ)は太鼓のフチをタップ、黄色のノーツは連打。操作は非常にシンプルで音ゲー初心者でも入りやすく、やり込もうと思えばどこまでもやり込める絶妙なバランスはさすがです。

また、画面演出も本作の魅力。どんどん盛り上がっていく様子はまさにお祭り騒ぎ! テンションも上がります。

楽曲はクラシック、J-POP、アニソン、オリジナルまで多種多彩。テイルズ、鉄拳、リッジレーサーなど、ゲーム音楽が充実しているのもポイントが高いです。

●ダウンロード無料

●楽曲数 350曲以上
無課金で遊べるのは6曲

●料金
楽曲取り放題 (200曲以上)
7日 250円
1ヵ月 500円
3ヵ月 1400円
6ヵ月 2600円

楽曲ぱっく(使用期限なし)
5曲 600円

価格 Appstore: 無料 GooglePlay: 無料

jubeat plus(ユビート プラス) / コナミ

4×4で並んだ16枚のパネルをタイミングよくタップ! コナミの音ゲーと言えば「beatmania」や「pop'n music」などが有名ですが、それらよりは比較的難易度が低めです。(あくまで”比較的”の話)

余談ですがアイカツのスマホゲーム『アイカツ!フォトonステージ!!』は、本作と非常によく似たシステムになっています。子どもがプレイするレベルではない難易度に仕上がっているので、興味のある方はそちらもどうぞ。

難易度は3段階から選択可能。ボタンの数が多いので、「EXTREME」になると初見ではパニックに陥ってしまいそうなほどの目まぐるしさに。ですが、マーカーを覚えてくると、それが逆に気持ちよくなってきます。

楽曲は有名な邦楽・洋楽からアニソン、ボカロ、東方などを収録。アプリオリジナル楽曲もあります。

●ダウンロード無料

●楽曲数 1200曲曲以上
無課金で遊べるのは4曲

●料金
4曲パック 500円

価格 Appstore: 無料 GooglePlay: 無料

グルーヴコースター 2 オリジナルスタイル / タイトー

ジェットコースターのように3D空間を駆け抜けていく、疾走感のある音ゲー。最初にアプリ『GROOVE COASTER』がリリースされ、その後アーケードで稼働開始されたタイトルです。本作はアプリ版の最新作。

レーン上のノーツに合わせてタップ、フリック、長押し、連打をするシステム。画面のどこをタップしてもいいので、親指ひとつで片手プレイできます。

サイバーな雰囲気が特徴で、楽曲もエレクトロ風味のものが多め。東方、ボカロ、ニコニコ系サウンドも充実しています。

また購入だけでなく、ミッションクリアでも楽曲が解放。無料でも30曲以上遊ぶことができるのは嬉しいポイントです。

●ダウンロード無料

●楽曲数 350曲曲以上
無課金で遊べるのは30曲以上

●料金
1曲 240円~
4曲パック、20曲パックなど、価格はバラバラ

価格 Appstore: 無料 GooglePlay: 無料

CROSS×BEATS / カプコン

グルーヴコースターと同じく、アプリからアーケードへ移植された音ゲーです。

「光の矢」が交差するタイミングでタップ・フリック・ホールドを行う、あまり見かけないシステム。そのため、最初は少々戸惑うかもしれません。

でも演出が特徴的なだけで、やっていることは「シンクロニカ」のような画面上の色んなところにノーツが出現するタイプの音ゲーと実は同じ。慣れてしまえばなんてことはありません。

スマホ発だけあって、システムはソシャゲライク。一般的な音ゲーアプリがプレイし放題なのに対し、本作は時間回復するチケットを消費してプレイするスタイルです。(要はスタミナ制)

また楽曲が購入制でないことも大きな特徴。無料で入手できるサポートポイントとの交換や、プレイを重ねると挑戦できる「アンロックチャレンジ」等で新しい曲が解放されていきます。絶対課金はしたくないという方には、本アプリがおすすめ。

また、BABY METALやGLAYといった有名アーティストたちの曲が、歌い直しではなくそのまま収録されている点にも注目です。

●ダウンロード無料

●楽曲数 200曲以上
全て無料!

●料金
プレイに必要な「プレミアムチケット」への課金
15枚 90Cb(90円相当)~
※Cb:ゲーム内通貨

●チケットについて
1プレイに5枚必要。
時間回復チケットは20分に1枚回復。上限10枚。
プレミアムチケットは上限9999枚。

価格 Appstore: 無料

REFLEC BEAT plus(リフレク ビート プラス) / コナミ

エアホッケーのようなビジュアルの対戦型音ゲー。お互いの陣地に流れてくるノーツをタイミングよくタップしていきましょう。

ノーツはそれぞれ異なっており、2人合わさって初めて曲が完成するところが面白いところ。赤・青のノーツが入り乱れる様子はなかなかにカオスです。

シングルプレイでは10段階の強さのCPUと対戦。1台のiPadで、友だちとダブルプレイすることも可能です。

オンライン対戦はあれども、その場で対戦できる音ゲーアプリはなかなかありません。パーティーゲームとしても遊べるのではないでしょうか。

●ダウンロード無料

●楽曲数 1000曲曲以上
無課金で遊べるのは3曲

●料金
4曲パック 500円

価格 Appstore: 無料

DJMAX TECHNIKA Q(ディージェーマックス テクニカ キュー) / NEOWIZ

韓国発の音ゲー「DJMAX」シリーズのアプリ版。上下に2分割された画面と、ノーツではなくバーが動くのが特徴です。背景がたくさんアニメーションするのが魅力的。

ノーツの種類には変則的なものがあり初見ではわかりづらいので、しっかりチュートリアルはこなしましょう。複雑な分、全体の難易度は少々高めです。

楽曲毎にレベルを4段階、ノーツの並びを2ライン・3ラインのどちらか選べます。

楽曲はハウス、ヒップホップ、トランス、ポップスなど種類豊富。ボーカルものは基本韓国語です。

全体的に”海外っぽさ”が強く出ているので、遊ぶ人は選びそう。歯ごたえのあるゲーム性を求める方におすすめです。

●ダウンロード無料

●楽曲数 100曲曲以上
無課金で遊べるのは12曲

●料金
1曲240円
2曲同時購入なら360円に割引

価格 Appstore: 無料 GooglePlay: 無料

スマホオリジナルタイトル9本

アーケードでは遊べないスマホ発のタイトルがこちら。系統別に紹介します。

ノーツ落下タイプ(ビーマニ・チュウニズム系)

「beatmania」「チュウニズム」などに代表される、ノーツが上(もしくは奥)から降ってくるタイプ。スマホのアイドルリズムゲームなら、「スクフェス」「デレステ」「ミリシタ」「歌マクロス」などもここに分類。

DEEMO(ディーモ) / Rayark

スマホの音ゲーと言えばこれというくらい有名なこちら。タップとスライドのみと操作はシンプル。まるでピアノを演奏するかのようになめらかなプレイ感が、最高に気持ちい作品です。

謎の存在・Deemoと一人の少女が登場し、静かで物悲しい空気感がとても印象的。音ゲーというとチャカチャカしたダンスミュージックのイメージですが、まったく真逆である叙情的な雰囲気が唯一無二の世界を作り上げています。

ピアノをテーマにしているため、多くの楽曲で美しいピアノの音色が奏でられます。とても幻想的で、プレイしながらも思わず聴き入ってしまいそうに。

ストーリーモードだけでもの60曲もの無料曲があり、不定期で追加もされます。

●iPhone240円、Android無料(プレイが制限されており、フルで遊ぶには190円の課金が必要)

●楽曲数 220曲以上
無課金で遊べるのは60曲

●料金
5曲パック iphone480円、Android400円

価格 Appstore: GooglePlay: 無料

VOEZ(ヴォイズ) / Rayark

こちらも『Deemo』のRayak制作の音ゲーです。

特徴は移動するレーンによる多彩な譜面。リズムに合わせて動いていくレーンは見た目にも美しく、自分でレーンを操っているような操作感がとても爽快です。

面白いのは楽曲解放のシステム。全楽曲の中から8曲が課金なしでプレイでき、対象楽曲は毎週月曜と金曜に1曲ずつローテーションしていきます。無課金でもいろんな曲を遊べるのは嬉しいですね。

気に入った楽曲は「キー」というアイテムを使って開放すれば、期間制限なしでプレイできます。

●ダウンロード無料

●楽曲数 170曲曲以上
無課金で遊べるのは8曲(週替わり)

●料金
1曲につき「キー(120円相当)」1つ
※キーはゲームをやり込んで、「日記」を開放することでも獲得可能

価格 Appstore: 無料 GooglePlay: 無料

MUSYNC(ミュージンク) / qiu chi zhang

システムはタップ&スライドのオーソドックスなもの。

ではどこが特徴的かというと、それはビジュアル。楽曲のテイストに合わせて、ゲーム画面のデザインがガラリと変わります。可愛いものから、サイバー、水墨画風など、種類豊富で耳だけでなく目でも楽しめる音ゲーです。

楽曲は基本オリジナルのものばかり。中国産のゲームなので、ボーカル曲はほぼ中国語です。

アプリ内の説明文などは、ちゃんと日本語にローカライズされているのでご安心を。

●ダウンロード無料

●楽曲数 130曲曲以上
無課金で遊べるのは26曲

●料金
3曲パック 360円、パック5つセット1080円
3,400円課金すれば、将来配信される曲も含めて全て解放

価格 Appstore: GooglePlay: 無料

円形タイプ(maimai系)

maimaiに代表されるような、円形のラインが特徴の音ゲー。中央から放射線状にノーツが出てきて、円上でノーツをタップするのが基本ルール。

ハチハチ / Skytree Digital Limited

香港発の音ゲーで、システムはほぼmaimaiと同じ。でも本作はぐるぐると円が回転したり、半円になったりと、さらに演出が加わりかなりトリッキーです。

急に止まったり、逆回転したりすることでゲーム性に厚みがまし、それがいやらしくもあり、楽しくもあり。

また、オンライン対戦に力が入っている点にも注目! 同じ曲・難易度を選択したプレイヤーとスコアを競い合うことが可能です。己との闘いになりがちな音ゲーですが、対戦相手がいると俄然やる気に火がつきます。

楽曲はガチャで手に入れるシステムで、ガチャに必要なコインは無料でもそこそこ溜まっていくのがありがたい。香港、中国、台湾、日本など世界中のミュージシャンが曲を提供していて、日本語のボーカル曲もあります。

●ダウンロード無料

●楽曲数 150曲曲以上
無課金で遊べるのは5曲

●料金
ガチャ1回 150コイン(180円相当)

価格 Appstore: 無料 GooglePlay: 無料

Lanota(ラノタ) / Noxy games

台湾発の音ゲー。こちらもハチハチ同様、くるくると回転する円が特徴的です。ズームイン・アウト、上下の移動も加わり、躍動感たっぷり。

少年と少女が、特殊な装置による「調律」で世界に色を取り戻すというストーリーがあり、絵本のような世界も魅力的です。

楽曲はどれもオリジナル。全部で70曲程度と若干少な目です。アップデートで少しずつ追加されているので、今後に期待しましょう。

日本のコンポーザーも参加しており、台湾のゲームながら日本語曲も多数収録されているのは嬉しいポイント。

●iOS 240円、Android 無料(プレイする度に待ち時間が発生。240円の課金で制限解除)

●楽曲数 70曲以上
無課金で遊べるのは24曲

●料金
5曲パック 480円

価格 Appstore: GooglePlay: 無料

画面全体使用タイプ(シンクロニカ系)

画面上のあらゆる箇所にノーツが出現する音ゲー。アーケードなら「シンクロニカ」、家庭用ゲーム機なら「押忍!闘え!応援団!」、スマホのアイドルリズムゲームなら「ポッピンQ」「スクメロ」などが分類される。先に紹介した「CROSS×BEATS」もこのタイプ。

Tone Sphere(トーン スフィア) / Bit192 Labs

3D空間をぐいんぐいん動き回っているかのような演出が特徴的。演奏中のトリップ感はハンパないです。

高難易度になってくると指を3・4本使いたくなってくるので、できればタブレットでプレイするのがいいでしょう。

操作が感覚的なので、音ゲー初心者にもおすすめ。

収録曲は60以上と少々少な目ですが、追加課金は一切ありません。アプリ購入だけでいいと考えればとてもお買い得。

グラフィックもサウンドもシステムもハイクオリティな本作ですが、実は個人によるプロジェクトというから驚きます。この凄さを体感するという意味でも、ぜひプレイしてほしい1本です。

●240円

●楽曲数 60曲以上
追加課金なし。プレイして解放していく。

価格 Appstore: GooglePlay: 無料

判定ラインが動くタイプ(テクニカ系)

先に紹介した「DJMAX TECHNIKA」のように、ノーツではなく判定ラインが動くシステムの音ゲー。

Cytus(サイタス) / Rayark

こちらも『Deemo』のRayak制作の音ゲー。上下に動くラインとノーツが重なる時にタップするのが基本ルールです。

難易度はEASY・HARDの2種類。1~9段階でレベル表示されているのですが、わりと基準がガバガバで、レベル詐称(表示より難しい)もしばしば。気合を入れて挑みましょう!

楽曲は全てオリジナルでクオリティにも定評があり、Rayakのある台湾ではCytusのコンサートが開催されるほど人気があります。日本語曲も豊富ですよ。

●iOS240円、Android 無料(機能制限あり)

●楽曲数 200曲以上
無課金で遊べるのは100曲以上

●料金
iOS
1曲 120円
1チャプター(10曲程度のパック) 600円

Android
1曲 100円
1チャプター(10曲程度のパック) 500円

価格 Appstore: GooglePlay: 無料

続編の『Cytus II』も、2018年1月にリリースされました。

価格 Appstore:

複数面落下タイプ

基本はノーツ落下タイプと同じだが、落下面が複数存在する音ゲー。

STELLIGHTS(ステライツ) / COLLESTA

本作では左右2つの方向にノーツが降ってきます。

見なければいけない箇所が多いので、少々難易度は高め。ノーツの種類はタップ・スライド・スワイプとオーソドックスなので、慣れてしまえばなんてことはありませんが。

宇宙・時間・記憶をテーマにした幻想的な世界も印象的。

コンポーザーには『Deemo』などにも提供している人たちが揃っており、ゲームの雰囲気を引き継いだ美しい楽曲が揃っています。

●240円

●楽曲数 40曲以上
追加課金なし

価格 Appstore:

Dynamix(ダイナミクス) / C4Cat

香港のゲームメーカー・C4Cat制作の音ゲー。

本作は左・下・右の三か所に判定ラインがあるのがミソ。それぞれでノーツの動きが全く異なり、左でメロディ、右でビート、と楽器でも演奏しているかのようなプレイ感が鬼畜でもあり、面白さでもあります。

左右に”つまみ”がある場合は、ノーツの来る場所につまみを置いて拾うという風変りな操作も。つまみがノーツを拾っている間は触る必要がなく、その間に他のラインのノーツを処理して……とかなり忙しいです。間違いなく難易度は最高ランクなので、音ゲーフリークこそプレイすべし!

無料アプリですがプレイヤーランクに応じて解放される曲が40曲以上あるので、課金をしなくても結構遊べます。

その代わり広告が時折挟まるので、その点は少々ストレスに感じることも。広告非表示の有料オプションが実装されたらいいのに……。

●ダウンロード無料

●楽曲数 70曲以上
無課金で遊べるのは48曲

●料金
4曲パック 480~600円

価格 Appstore: 無料 GooglePlay: 無料

玄人はもちろん初心者にも。音ゲーの腕を上げよう

いずれのゲームも初級から超高難度まで遊べるようになっているので、玄人だけでなく音ゲー初心者にもおすすめです。

アーケードでは1プレイ毎にお金が発生するのでなかなか挑戦しづらいですが、アプリなら遊び放題! ゲームオーバーなど気にしなくて済むのも嬉しいポイントです。スマホでたくさん遊んで、音ゲーの腕を上げましょう。

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