■まず最初に思いついたのは日頃の感謝を綴ること
主婦のHさんも、前述のように夫の誕生日プレゼントに毎年頭を悩ませている一人でした。万策尽きて、考え付いたのは初心に返って夫への感謝を手紙に綴ること。なかなかいい思い付きだと書き始めてはみましたが、仕事をしてくれること、家族を大切にしてくれることへの感謝を書き出してみても、子どもが書く、父の日の感謝の手紙のような内容になってしまい、「夫の誕生日」という特別感を出すことは難しいと気づいたそうです。
■「あなたの素敵なところ」を年の数だけ
そこでHさんが思いついたのは、夫の年の数だけ、「夫の素敵なところ」を書き記すことだったのです!「あなたの素敵なところ1つめ……」といざ書き出してみると、10個も書くと筆の進みがかなり遅くなり、夫の年齢である38個目に辿り付く頃には「黒い髪の毛」とか「よく眠る」などと、褒めているのか観察日記なのかよくわからなくなってしまったのうですが、とにかく何とか年の数だけの美点を書き上げたそうです。
■心を込めた手料理と手紙と笑顔
誕生日当日は、心を込めた料理と子どもたちの歌、夫の好きなお酒と、がんばったあの手紙を用意。帰宅し、手紙を読んだ夫は、いつもの誕生日プレゼント以上に、照れくさそうで、嬉しそうだったとHさんは話していました。
年かさの夫になればなるほど、妻の努力が必要になりそうなこのプレゼントですが、確かに自分の良いところを何十個も書いてもらえたら、それは素敵な贈り物になりそうですよね。今年はぜひ、みなさんもチャレンジしてみてくださいね!
(ライタープロフィール)
池川レニ/フリーライター。男児三人の母。将来は孫のお世話を放棄して、世界を旅するおばあさんになるのが夢。近々の夢は、清潔なベッドに一人で仰向けに眠ること。趣味、読書、飲酒、映画鑑賞。悩みは子どもを産んでから一向によくならない腰痛。
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