調査結果によると、妊娠経験者のうちおよそ4人に1人が「マタハラをされたことがある」と答えたとか。
周囲のママたちにも、マタハラ経験について聞いてみると、思い当たる節があるという人が……。
■時短勤務が認めてもらえず…
「職場で妊娠報告したときに、男性の部下から『育休で1年がっつり休めるなんていいっすねー。俺も休みたい!』と言われました。本人は冗談のつもりだったのでしょうが、私としては産休、育休で周囲に迷惑かけてしまうという気持ちもあったので、やっぱりショックでした。」(28歳・長女2歳)
「部署で妊娠する人が続いていたタイミングだったのもあって、私が妊娠報告した後、女性の同僚が『なんでこんな時期に妊娠するんだろ。空気読んでほしいよね』と言ってるのを偶然耳にしてしまいました。同じ女性から言われるのは、辛かったです。」(29歳・長男2歳)
「産後、職場復帰の際、1年間は時短勤務をしたいと上司に相談したら、『それは認められない』の一点張り。組合などに相談することも考えましたが、職場に居づらくなるのも怖くて……。」(35歳・長男1歳)
「つわりがひどかったのもあって、わりと早い段階で妊娠を公表していたにも関わらず、重い荷物を運ぶ仕事を男性上司から頼まれて困った記憶が。しばらくして、その上司の奥さんが妊娠したときに『重いものを運ばせてしまって申し訳なかった』と謝られました。男性だと知識がないせいでマタハラしてしまう背景もあるのかも。」(30歳・長女5歳)
■パパたちも「パタハラ」を受けている?
パパたちは、マタハラなど無縁の生活かというと……。
「子供の病気のために早退しようとしたら、男の同僚たちから『イクメンだね~』とからかわれた」「妻の産後一週間は育休を取りたいと願い出たら、上司から『お前が家にいて何ができるんだ?』と一笑に付された」など「パタニティ(=父性)・ハラスメント」ともいえる状況があるようで。
「妊娠、出産」という出来事を喜ぶどころか、ハラスメントを受けてしまうような世の中では、少子化が進むのも当然だと感じてしまいます。「マタハラ」「パタハラ」という言葉が広まることで、苦しむ妊婦とパートナーが減るといいのですが……。
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