吉崎エイジーニョの『北九州vs仁川』レポート前夜祭編！！
いよいよ明日に迫りました。
「北九州市制50周年および北九州市・仁川広域市姉妹都市提携25周年記念試合 ギラヴァンツ北九州―仁川ユナイテッド（韓国）」
@本城陸上競技場 14：00キックオフです。
お昼ごはんを食べてゆっくりとスタジアムに来ることができ、かつ15：00キックオフよりも1時間早く月曜日の仕事に備えられる時間帯です（by クラブの方々）。
本日は、18：00から小倉のリーガロイヤルホテルで両チーム社長、監督、選手3名ずつが出席した記者会見に出席してきた。
改めて、試合についてリアリティを感じたぜ。
「ギラヴァンツ史上、最大のビッグネームが所属するクラブとの試合なんだ」と！
まずはギラヴァンツ北九州 横手社長がホストとしての挨拶
続いて、仁川ユナイテッドF.C.チョ・ドアン社長からも御礼の挨拶
以下、両チームの監督・選手のコメントです。
仁川ユナイテッドF.C. キム・ボンギル監督
「北九州キャンプでは、天候、宿泊施設などがすばらしい環境の下、いい時間をすごしています。その分、いい試合をお見せして、恩返したいと考えています。仁川も２週間後にKリーグが開幕を控えており、準備段階として大事な試合。勝敗よりも内容を重要視したいです。そういったなかでも、韓国サッカーのよさを出したいいゲームをやりたい」
MF5キム・ナミル選手
「仁川市と北九州市のこれからの交流に期待します。親善試合ではあるが、ベストを尽くして試合に臨みます。個人的には、（09年を最後にヴィッセルを離れて以降）久しぶりに日本チームとの試合です。楽しい試合になるでしょう。明日の試合、仁川は不利じゃないか、と思う。なぜなら……北九州に移籍したばかりのナム・イルウ選手が情報をすべて伝えたでしょうから！」
FW9ソル・ギヒョン選手
「招待していただきありがとうございます。明日はたくさんのお客さんがいらして下さると信じています。開幕前のトレーニングマッチとしては、これまでで一番強い対戦相手だと思う。いい試合をお見せします」
DF13パク・テミン選手
「招待に感謝いたします。興味を持ってくださった以上、よい試合をお見せしたいと考えています」
現場には、7社・17名の韓国メディアも訪れており、キム監督に「どんな戦術で戦う？？」と、鋭く切り込む一幕も。監督は、「韓国の力強さを忘れずに、ショートパスを使っていきたい」と言っておりました。
そしてそして。
ホームの北九州の選手もこの試合への思い入れを強く語っていた!!
DF5前田 和哉選手（主将）
「チームはまだまだ国際舞台で戦えるステージにはいない。経験も多くはない。そういったなかで明日仁川と戦えることをうれしく思う。新加入、新卒の選手が多いチームが、外国のチームと戦えることは貴重な経験になると思う。個人的には韓国チームとは練習試合で何度か対戦したことがある。常に本気で、パワフルなサッカーを展開するという印象。仁川にはワールドカップに出た選手もいる。しっかりと失点を防いで、いい形で開幕につなげていきたい」
MF4鈴木 修人選手
「試合中は、（ワールドカップに3度出場した）キム・ナミル選手とのマッチアップが多くなると思う。期待しています。非常にうれしく思っている。早稲田大学時代、高麗大学との定期戦でよく負けてしまったことを憶えています。その悔しさを、試合にぶつけたい。楽しみです」
FW11池元 友樹選手
「仁川のチームの皆様、メディアの皆様、わざわざ韓国から来ていただきありがとうございます。ギラヴァンツはチームが始動してから今日まで、いい準備が出来たと思います。明日は自信を持って試合をしたい。今日来てくださった韓国のメディアの皆様、北九州の宣伝を韓国でもよろしくお願いいたします」
そしてそして、我らが柱谷幸一監督。
“現役時代の悔しさをぶつけたい”とまで発言！
「韓国のKリーグの強豪とプレシーズンマッチが出来てうれしい。チームは選手が昨年から3分の2が変わり、スタッフも一新して新しいチームに生まれ変わりました。島原で２週間キャンプしてきた成果をお見せしたいと考えています。現役時代には、韓国代表とよく試合をした。86年のワールドカップ予選で敗れたことをよく憶えている。その時の悔しい思いをぶつけたいと思う。仁川の戦い方については……移籍してきたナム・イルウ選手からすべて聞いています。プレシーズンマッチを外国チームとやれる利点は、Jリーグにない特長を持つチームと戦えること。韓国の場合は、高さや力強さだとイメージしています。同時に、強いチームとやることで、自分たちに足りないところが出てくる点にもある。修正すべき点があるとしたら何なのか。そこを確認したい。鈴木からも話がありましたが、世界レベルの選手とピッチ上で対戦するのは、とてもよい機会。選手には、体でそれを感じてもらいたい」
記者会見の最後はフォトセッション！！
しかし本格的な会見。
九州リーグ時代を思うと感慨深いっっっ！！
いやー、改めて相手チームの2大看板キム・ナミル（MF）、ソル・ギヒョン（FW）との対戦が楽しみ。キムはオランダのエクセルシオールなど欧州クラブに在籍経験もあり、ソルは02年ワールドカップベスト16のイタリア戦でゴールを決めた選手。
対するギラヴァンツの見所は……柱谷監督が「オーソドックス」というチームの中で、「守備でのボールの奪いどころ」でしょう!!
14日の練習後、CBの前田和哉選手がこんな話をしていた。
「相手にプレッシャーをかけた後、どこの位置で、グループでボールを奪いに行くか。外に追い込むのか、前から奪いに行くのか。はたまた引いて守るのか。そこに守備の見所がある」
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※訂正１） 昨日ご紹介した、ナム・イルウ選手は登録の関係で明日のゲームには出場できません。
訂正２） キム・ナミル選手夫人は、元アナウンサーではなく現役アナウンサーでした。
失礼いたしました。訂正いたします。
YOSHIZAKI EIJINHO
