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◆ダイヤモンドブログ 最新映画情報 木村多江主演「東京島」8月28日(土)シネスイッチ銀座ほか全国ロードショー

木村多江主演「東京島」キャストインタビュー木村多江

初めて脚本を読んだ時の、感想をお聞かせください。

──あまりにも現実とかけ離れている設定でしたので、どう受け止めていいのかわかりませんでした。女性の話としてはとても面白いと思いましたが、これを自分でやるというのは想像がつきませんでしたね。

今まで演じられた役柄とは全く違いますが、清子役を引き受けられた理由を教えてください。

──なぜ、この役が私なんだろうということが、すごく知りたくなったんです。原作や脚本を読んでも、自分の今までのイメージとは全く違うキャラクターなので、私にオファーしてくださったのが、すごく不思議でした。でも、見たことのない世界を見てみたかったのと、直感的に「これは私がやる作品だ」と思ったんです。スタッフの方々とのご縁もあって、気持ちがどんどんこの映画に向いて行ったので、最終的にお引き受けしました。

どんな役作りをされましたか。

──いつもは撮影前に、役作りのプランが7割くらいは出来ているのですが、今回は想像がつきませんでした。撮影現場もどんな場所か、行ってみないと分からない。でも清子さんにどんな過去があったとしても、島では関係ないという自由さの方が大事だと思い、プランはほとんど立てませんでした。私たちは日常生活で、秩序に守られて固定概念の中で生きていますよね。それが無くなった時、どうなってしまうのか。最初の1週間くらいは、毎シーン毎シーン、これでいいのかなと悩みましたが、日に日に清子さんになっていって。
そして、他の女性たちが島に来るあたりで、自分の感情が激しく動きました。役なのか自分なのか、よく分からない感情がブワッと湧いてきて。

木村多江主演「東京島」

そのシーンに入るまでは、他の女の人が来たら清子さんはどう思うのか、全く想像できなかったのに、急に清子さんと一つになれたんですね。「私は清子だ。他の誰が来ても清子だ」と。清子さんを演じているとか、清子さんに近づこうとかいう感覚は完全に無くなったんです。

ご自身が清子ならどうされると思いますか。

──あそこまで素直に楽しめるかどうか、わからないです。すごくポジティブな人なので、開き直りも立ち直りも早い。普段の自分だと、何をするにも清子さんの何倍も時間がかかるでしょうね。でも、あの時の自分が味わった、美しくしないことの自由、着飾らないでいることの自由は大事にしたいです。たとえば女の人って、忙しくて自分にかける時間がなくて、自分が美しくないと思う時、すごく落ち込んだりするじゃないですか。でも本当は、一生懸命生きていることが、美しいんですよね。清子さんを演じて、本当の美しさって見た目のきれいさではなく、その中にあるもっと大きなものだということが、体感できました。

撮影の合間に、福士誠治さんや山口龍人さんら共演者の方々と、本編にないシーンを演じられたそうですね。

──現場に入って、いきなり二人のシーンをやろうと思っても、やっぱり難しい。現実的じゃない設定だからこそ、登場人物の関係性も見せて、リアリズムを強くしないと、見ている人が入りにくいんじゃないかと思いました。お互いの関係性の中で生まれる匂いみたいものが出てきてほしいと思ったので、それぞれの役者さんたちとエチュードをやりました。エチュードで演じたことが、実際に経験したことのように記憶として身体の中に残るんです。そうすると、ちょっとした台詞一つにしても、その記憶がお芝居に出てくるんですね。

一番好きなシーンは、どのシーンですか。

──どのシーンも思い入れがあって、選べません。ただ、最後のシーンを演じている時に、自分の中で起きた感覚が忘れられません。自分の中の島での記憶が、本当に自分が島で経験したかのように蘇ってきたんです。まるでアルバムをめくるように。豊かでちょっと切なくて、満ち足りた想いがあふれてきました。あれは初めての経験でしたね。

観客の皆さまへのメッセージをお願いします。

──女性はもちろん、男の人にも、自分の奥さんだったら、恋人だったらどうしようとドキドキしながら見てほしいです。男性でも女性でも、10代や20代の若い方でも、私より年上の方でも、大変な想いをしている人っていっぱいいると思いますが、この映画を見て、自分なりの自由とは何かを感じ取って頂けたらうれしいですね。皆さん、映画館を出た時に少しでも心が軽くなって帰って頂けたらいいなと思います。

木村多江主演「東京島」キャストインタビュー窪塚洋介

木村多江主演「東京島」

ワタナベ役をオファーされて、引き受けるまでの経緯を教えてください。

──最初の台本では、原作のワタナベの要素をいくつか排除してあったので、物足りない感じがしました。それで、プロデューサーと監督にいろいろ意見を言わせてもらったら、もう一回考えてみると言ってくれて。次に上がって来た台本を読んだら、俺の意見を反映してくれて、原作のワタナベにとても近くなっていたし、何だか得体の知れない、変な人物像が出来上がりそうだと感じ、これならやりたいなぁと。また、怖いもの見たさと、見たことのない役に挑戦してみたいという思いもありましたね。


亀の甲羅は、窪塚さんが是非やりたいと言われたとか。

──そうですね。紙を食うとか、歩きながらブツブツ喋ってるとか、男を犯そうとするとか、原作で印象的だったそのあたりをやりたいと、いろんな要望を言わせてもらいました。そのほうが、ワタナベが人として魅力的かどうかは分からないけれど、人間としての襞がいっぱいあって面白いんじゃないかと。

実際に演じてみて、自分の中のワタナベ像に変化はありましたか。

──最初に思い描いていたワタナベ像になっていくという感じで、大きく変わったことはなかったですね。ただ、多江さんが演じる実体を持った清子と関わることによって、清子との関係性がよりはっきりと見えてきました。ワタナベと清子は、違うようでいてすごく似ていて、ものすごく通じ合ってしまうからこそ、恨み合うというか。鏡のような関係ですね。

撮影前から、他の出演者とはできるだけ会わないようにされたそうですね。

──多江さんと、撮影前に東京でお会いするという話があったんですが、それはやめた方がいいかなと思いました。「役が」というわけじゃなく多江さんには仏様みたいなイメージを抱いていたんですが、その人に「この娼婦が!」とか言うわけですからね。他の出演者たちともあんまりリンクしないようにして、島に来ても一回も飯を食いに行かなかったし、飲みに行ったりもしてないですね。そういうのって、画面に出ると思うんですよ。共演者と一緒に遊んだりしても、肉眼で見た映像は変わらないと思うんだけど、各々がまとっている雰囲気が、フィルムに焼きつくと思うんです。それで、ワタナベの他者との距離感というのを大事にしていたつもりです。別に役作りにパターンやマニュアルがあるじゃないんだけど、今回は直感でそうしました。

中国人チームとはどうでしたか。

──僕にとってのオアシス的な感じで、太極拳や中国語を教えてもらったりして、仲良くやってました。ヤンさん役のテイさんは、9年前にTVドラマでも一緒だったんですよ。

一番印象に残っているシーンはどこですか。

──すべてのシーンが濃かったので、どれとは言えないけれど、甲羅を背負ってるシーンは好きですね。甲羅を背負ってフラフラするのは、最初はなんか、ちょっと照れたけど、だんだんそれがないと落ち着かないぐらい身体にフィットしてきて。あと、最後のシーンは、やはり気持ちが高ぶるところがありましたね。

島での撮影はいかがでしたか。

──島に何日もいると、自然との距離感がすごく近くなって、今日は潮が高いとか、潮が引いてるとか、雨雲が来た、鳥が低く飛んでるとか、東京にいたら感じないようなことを感じるようになった。だんだん自然と自分の距離が縮んでいくのを感じました。朝7時半には目が覚めて、10時には眠くなる、こういうリズムって悪くないなと思ってきて。いつかは南国に住みたいなと思うし、都内にいてもそういう感覚を忘れないでいたいと思いますね。徳之島では、地元の酔っぱらいの人に親切にしてもらって、人との距離感にもすごく癒されましたね。

窪塚さん自身が無人島に漂着したら、どうしますか。

──楽しむしかないなとは思うんですけれど。願わくば、逆サイドで清子のポジションに行ってみたいですね、ゼヒ。

木村多江主演「東京島」キャストインタビュー福士誠治

前半と後半でキャラクターが変わる難しい役柄だったと思いますが、演じられていかがでしたか。

──GM、ユタカ、森軍司と、台本に3人の名前が書かれていることが、まず初めての経験でした。GMから森軍司に変わる時の振り幅というのが難しかったですね。どっちが本当かと考えた場合、たぶんどっちも本当だと思うし、正直、ややこしいですね。監督と相談しつつ、僕の感性も織り交ぜて、やらせてもらいました。

GMがかなり年上の清子を好きになる気持ちは分かりましたか。

木村多江主演「東京島」

──GMと清子が一番ハッピーな時だと思うんですが、GMが清子に「あなたとこの島で生きていきたい」と告白するシーンがあるんです。そう言いながら清子を見たら、髪はボッサボサで、顔も黒くなっているんですよ。でも、すごいキュートに見えて。GMは清子に人間性を求めていたし、それが感じられれば、年齢や見た目は関係ないと思います。

一番印象に残ったシーンはどこですか。

──清子と結婚した夜に、「何が悲しいの」と聞かれて、自分の記憶がないことだと打ち明けるシーンですね。島に入って2日目から撮影だったんですが、最初の3日間で、こういう自分の心情を吐き出す重要なシーンを撮影しました。僕の中で、GMというキャラクターの基盤となったシーンです。一番迷ったシーンでもあります。台詞を読むだけでは清子に伝わらない、心の訴えのような内面から出るものを清子に見せなきゃいけないと思いました。GMを守ってあげたいと清子に感じさせなければいけない、つまり母性本能をおこさせる芝居をしなければならないとも考えましたし、GMの核みたいな部分を出さなければいけないとも思いました。

そのシーンの実際の撮影はいかがでしたか。

──監督の演出の仕方が面白いと思ったんですけど、リハーサルでは清子とGMがキスする前で止めて、本番ではそこから自由にやってくれと言われました。自然に生まれた感情で、どうなってもいいと。セックスの方に気持ちが行くのなら、ベッドに押し倒してもいいし、もう一度キスしてもいいし、その時に生まれた感情でやっていいと言われたんです。清子が「いいのよ。私たち夫婦になったんだから」と言って、優しくキスしてくれるシーンなんですが、実際にあの場面でその言葉を聞くまでは、どういう感情が生まれてくるのかわからなかったんです。無人島にいて、記憶がなくて、男性としての見栄もはりつつ、人恋しくて、そんなGMの心の扉を清子が開かせてくれた時に、どうなるのかがわからなくて。結局そのあと、僕は涙が止まらなくなってしまったんですね。人肌に触れて、そのぬくもりで十分になって、あれから性行為をしようという感情は生まれなかった。映画としてはどっちが良かったのかは分からないんですけれど、その時の気持ちに正直にやりました。

木村多江さんと、台本以外のシーンを一対一で演じられたそうですね。

──東京で本読みをした時に、まだ前の作品の役柄が、僕の中に余分なものとして残っていました。その余分なものが邪魔だったんですが、東京では外すことができなかったんです。そして島に入って、最初のシーンをやる前に、木村さんから台本と関係なしに役柄でしゃべってみようと提案されました。エチュードって言うんですが、スタッフがセッティングしている間に、二人で海を見ながらしゃべって。その時に前の役が外れて、GMとしての内面を自分でも知ることが出来ました。エチュードをやっているうちに、清子への信頼、愛おしさ、そういう柔らかい感情が生まれてきて、GMの核になる部分が出来たなと思いました。こいつこういう奴だなと、自分でも認識できましたね。

福士さん自身が無人島に漂着したら、どうしますか。

──かなり頑張るとは思うんです。食べ物を探したり、火を起こしたり、ちゃんと生活したい。でも実際はどうでしょうね、諦めちゃうかもしれないし、生きられないかもしれないですね。

木村多江主演「東京島」完成披露試写会

木村多江主演「東京島」

映画さながらに木村多江さんが男性陣を従えて登場すると場内からは歓声が上がりました。トークタイムでは事前に募集した一般の方からの質問に登壇者が答え、笑いが起こりました!木村多江さんからは男性陣にスタミナ料理が振舞われました。一同、美味しく焼鳥風の料理を食べたあとに木村さんが「料理の正体はコレでした!」と容器からヘビをつかみあげると男性キャストからも客席からも悲鳴が上がりました。びびる男性キャスト陣を尻目に木村さんは満面の笑顔。映画の撮影で使ったレプリカのヘビでしたが精巧にできているため迫力満点。一同、木村さんの意外に男勝りな面に驚愕しつつ、最後はヒット祈願の<ヤシの実のくす玉>を割って大盛り上がりのイベントになりました。

<登壇者コメント>

木村多江(主演・清子役):撮影中は本当に過酷で、毎日岩場をロープやハシゴで登っていたので、毎日、足がつっていました。でも役柄のせいか、みんながいるのにどんどん孤独な気分になっていて、いつのまにか部屋にいるヤモリや虫に話しかけるようになっていました。(司会より質問:「ヘビをさばくシーンがありますが、無人島に行ったら本当にさばきますか?」)意外にその現場になったらヘビもさばいているかもしれませんね。そう考えると男っぽいところもあるかもしれません!

窪塚洋介(ワタナベ役):こんにちは!本日は、みなさんの健康と幸せを願って(力強くゆっくりと)「東京島」の完成披露試写会を行ないます!是非楽しんでいってください!島での撮影は自然をすごく身近に感じました。撮影の合間で東京に戻るんですが、早く島に戻りたくなって。毎日パワーをもらっていました。(司会より質問:「男性キャストが裸で海に向かうシーンはどのように撮影されたんですか?」)これはフルCGです。ポリゴンなんです(笑)。あと、木村さんはこう見えて男っぽいところがあって、本当に付いているんじゃないかと思いました(笑)。

福士誠治(GM役):(登壇者が全員、舞台上に勢ぞろいしたところで)なんだか韓国の新しいグループみたいになっていますが(会場、笑)キャストのみなさんとは、10か月ぶりに会いましたが、懐かしく思えました。(司会より質問:「男性キャストが裸で海に向かうシーンはどう撮影されたんですか?」)もちろん、フルCGですよ(笑)。(事前募集した一般の人の質問:「肉食系の男子はどこにいけば会えますかね?」)きっと「東京島」を上映している劇場にいけばいっぱいいると思いますよ。 それでは、本日は楽しんでいってください!

木村多江主演「東京島」

木村多江主演「東京島」公開記念USTREAMプレミアムトークライブ生配信決定!

『東京島』公開記念特別企画として、ワタナベ役を演じた窪塚洋介さんが登場してのインターネット生番組の配信が決定!

窪塚さん自身が”ナマの言葉”で語るこの番組では、映画『東京島』についてはもちろんのこと、自身のパーソナルやプライベートについてなど、多岐に渡る話が展開される予定。さらにはTwitterを通じて一般ユーザーからの質問も募集。番組内で窪塚さん本人が応えます。

その独自の感性と哲学により、比類なき存在感を示し続ける窪塚さんの魅力と、その最新作『東京島』の魅力を改めて感じられる、プレミアムなトーク番組です。

木村多江主演「東京島」

映画『東京島』公開記念USTREAMプレミアムトークライブ<窪塚洋介の東京島TV~何にもないけど、何でもあるよ~>

■配信日時
8月24日(火) 17:00~

■動画ライブ配信
【USTREAM】http://www.ustream.tv/channel/myspace-japan-live
【MySpace】http://jp.myspace.com/msjustream

■文字ライブ配信
【東京島オフィシャルTwitter】https://twitter.com/tokyojima
【GAGAオフィシャルTwitter】http://twitter.com/gagamovie

■窪塚さんへの質問方法
ご自分のTwitterアカウントからハッシュタグ【#tokyo_jima_tv】を付けてツイート。(本文とハッシュタグの間は「半角スペース」を空けて投稿してください)

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応募締切:2010年9月6日(月)10:00まで

プレゼント応募は終了いたしました。ご応募ありがとうございました。

『東京島』あらすじページへ

credit あなたならどうする。木村多江主演「東京島」

「東京島」
8月28日(土)シネスイッチ銀座ほか全国ロードショー
出演: 木村多江、窪塚洋介、福士誠治、柄本佑、木村了、染谷将太
監督: 篠崎誠、脚本:相沢友子、原作:桐野夏生(新潮社刊)
企画・制作プロダクション:ゼネラル・エンタテインメント&ユーズフィルム
特別協力:エルメス
配給:ギャガ
35mm/カラー/129分/ビスタサイズ/ドルビーSR/c 2010「東京島」フィルムパートナーズ
(C)2010「東京島」フィルムパートナーズ
tokyo-jima.gaga.ne.jp

木村多江主演「東京島」