Q:想像の世界、鏡の世界をどうして思いつかれたのですか?『不思議の国のアリス』などの作品もありますが、どのようにして思いつかれましたか?
A:なぜ鏡にいつも魅力を感じるのかわからない。いつも僕は魅了されていたよ。 だからアリスのように鏡を通して見るというアイデアが、映画の素晴らしい始まりだった。 それに昔の見世物小屋のような旅の一座と共に、人々が驚くべき世界を見る。 「ジャジャ~ン」と言って人の心の中に入り、何かが起こる。 これは人々の心の中に入り、人々を勇気付けようとする映画なんだ。
Q:ヒース・レジャーを最初からこの役にと思っていましたか?
A:奇妙にも、彼は第一候補じゃなかった。忙しくて出演できないだろうと思っていたんだ。 声を掛けた中にはジュード・ロウもいたが、彼にも他の作品があった。 ところがヒースがジョーカー役でロンドンに来ていたとき、僕も自分の会社で作業していたんだ。 絵コンテを作業中の僕に彼が「トニー役を演じられるかな?」と書いたメモをくれた。 僕は「もちろんだよ」と答えた。 ヒースのことは大好きだが、彼のスケジュールが合わないと思っていた。 でも彼は自分で合わせてくれたんだ。
Q:彼は素晴らしかったです。彼の演技をどのように引き出しましたか?
A:彼自身の演技力だよ。『ブラザーズ・グリム』で素晴らしい時を過ごした。 彼はそこでコメディを演じるチャンスの幅が広がり、演技がもっと自由になったと思う。 それがこの役の演技を可能にした。 彼はカメレオン俳優だからね。声もアクセントも変幻自在だ。 毎日彼の演技を見て驚嘆していたよ。 常に「今のは何だろう?」と思わせてくれる演技なんだ。 実に素晴らしい!キャラクターに対する新しいアイデア、演じ方を見れたのは喜びだった。
Q:悲劇的にも彼を失って、この作品を中止せざるを得なくなりましたね。もう作れないと思いましたか?
A:資金提供者も、誰もがそう思ったよ。映画の途中で主演俳優が死んだんだ。 だから僕は何もかも終わったと考えた。でもスタッフやキャストは違っていた。 だから解決策を見出し、やり遂げたんだ。
Q:では、ジョニー・デップ、ジュード・ロウ、コリン・ファレルを配役するアイデアはどんなふうに思いつかれましたか?全員素晴らしい俳優ですよね。
A:ヒースを知る、ヒースの友人たちがほしかった。 家族として対処すべきだと思ったからだ。 仲が良かったジョニーに、真っ先に電話した。 彼はヒースが好きだったし、「僕にできることなら何でも」と言ってくれた。 その時点ではどう必要かはわからなかったが、彼は「やりましょう」と言ってくれた。 そして3人の俳優に演じてもらうことに決めてから、ジュードとコリンに電話したが、全員OKの返事が返ってきた。
Q:彼らがお金を提供したというのも本当ですか?
A:ああ。彼らは基本的に無報酬だった。 出演料は全額ヒースの娘さんに渡した。 保険会社は、ヒースが半分しか仕事を終えていないから、半額しか支払わないつもりだった。 僕は「ダメだ」と言ったよ。 彼の役を完成させて、娘さんに全額入るようにした。 ものすごいことだよ。映画界でこんなことは初めてだと思う。
Q:彼らは無報酬で仕事を・・・
A:ヒースへの愛情と尊敬の表れだよ。それだけだ。
Q:それに合わせて物語展開を変える必要がありましたか?
A:いや、たいして。 筋はまったく変えていない。 ヒースがもはや演じられない鏡の向こう側で起こるシーンは、別の方法を見つける以外仕方なかった。 だが鏡のこちら側で起こることは我々が書いた通りだった。 だから正確には、事実上同じ脚本、同じ物語だが、問題部分は対処した。 その解決策の中には、元々のアイデアより良くなったものもある。
Q:日本は1月23日(土)公開予定です。そこでこの映画を楽しみに待っている日本のファンに、簡単にこの映画を紹介していただけますか?
A:ハロー、ジャパン!テリー・ギリアムです。 ぜひ『Dr.パルナサスの鏡』を観に来て下さい。 僕の最新のアドベンチャー映画です。あなたの想像力を刺激し、あなたの人生、人々の人生を開花させてみませんか? 世界を支配できるかも・・・いや・・・それはしないように。 ただこの映画を観て、楽しんで下さい。
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【提供】博報堂DYメディアパートナーズ、ショウゲート、ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメント
2009年/イギリス・カナダ/英語/カラー/ヴィスタ/SRD・DTS・SDDS/124分/日本語字幕:松浦美奈
原題:The Imaginarium Of Doctor Parnassus
(C) 2009 Imaginarium Films, Inc. All Rights Reserved. / 2009 Parnassus Productions Inc. All Rights Reserved
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