新たな一歩
中学生のころ、 行き場を失った子ども達が、自分の力で探しだした居場所。 さくら国際高校卒業式は、一人一人が卒業証書を手に、マイクの前でスピーチをします。 不良だった。 引きこもりだった。 笑顔を忘れてた。 3年前 この校門をくぐるとき、 早く高校なんて終われたらいいのにって思ってた。 でも、3年経ったいま、 こんなに卒業したくないって思う自分になってました。 いつもみたいに、 じゃあね、また明日ねってみんなと交わすことが、 今日から出来なくなるなんて。 そうスピーチする生徒たちを見て、涙腺がぼろぼろだよ 居場所とは 空間のことではない。 心が和んでいられる状態のことを言う。 校長先生の祝辞にありました。 居場所というフレーズを 歌詞の中に入れ直すために、約束から少し完成が遅れた校歌だったから、 心がざわめいて、 ああ、歌詞を書き直して良かったと、また涙 3月4日に届けた校歌を、今日、3月7日の卒業式で見事に歌い上げてくれた生徒たちに、 心の奥の方から ありがとうを言います 1つ壁を乗り越えた彼らの、新しい一歩が踏み出されます。 そこに ちょっぴりだけ エッセンスを加えることができて、幸せでした。 これからも ゆっくり行きなさい。 一番ゆっくり行く者が 一番遠くまで行ける者になるのですから。 卒業 おめでとう