前田健
まだ
はなわ君と下積み時代に
六本木のストリップでショーをしていた頃、その事務所の後輩にマエケンはいました。
アメリカ帰りという点で
共通していた僕と彼。
でも、
彼は英会話がバリバリで
ダンスも上手かった。
それに対して
僕には何もなかった。
WE ARE THE WORLDのモノマネだけ。
たとえストリップ小屋でも、
仕事を貰えてる僕とはなわを
羨ましがってた。
でも、
センスはマエケンがピカイチだった。
同じく事務所仲間の原口あきまさと、
渋谷の小さな小屋でライブしてた頃、
彼のオネエキャラとダンスは、
お客さんにインパクトを与えて、
徐々に這い上がっていった。
日本テレビのモノマネ番組で
皆んなレギュラーを勝ち取ったとき、
嬉しかったなあ。
センスのいい奴なのに、
爆発的に売れないのは、
芸能界がしょうもない世界だという証し。
強い事務所に居たんだけど、
それでも難しかった。
僕も売れないけど、
センスがある彼がもっと出て来ないのは
おかしいって思ってた。
芸能界なんて、そんなもの。
こんな死に方、
まさかセンスがいいからなんて言えないし、まったく笑えないけど、
マエケンはマエケンらしく生きたんだと思う。
死ぬちょっと前にツイッターに
つぶやいた言葉が
人はさ、
近くの小さな夢と
遠くの大きな夢があったほうがいいね
飯食いながら、
夢の話をしてたんだろうなあ。
前田健、
その夢の続きは
あの世で語って下さい。
こんな下界の芸能界でなんか
語らないで。
ご冥福を祈ります。
お疲れ様です。三四六さん。
私は芸能人じゃないから、売れる売れないとかは、良く解らないけれど…人の生き方に、いい悪いも、優れているもないも、そんなことは、とても比べられないし、私は、そうゆう事は、どうでもいいことのように、思うんです。
その他大勢が認めなくても、自分の生き方位は自分で認めてあげたい。
そして、頑張っていれば、いつか、誰かが認めてくれるものだと思います。
たった一人でも、認めてくれる人がいたら、それだけで…生きて行けると思います。(^^)