フロンティアスピリッツ
奈良井川が運ぶ礫の積もった扇状地に、
乗鞍岳が噴火して降り積もった火山灰。
酸性土壌に水は無く、
地下水は100メートル以上も地下を流れる。
当時の技術では、掘れるわけもなく、
明治の文明開化の音を聞くまでは、
誰も住めない荒野だった。
桔梗ケ原は、なぜこれほどまでに
素晴らしい葡萄畑が広がるワインの街になれたのか?
諏訪、岡谷から塩嶺峠を越えて苦労した
先人たちのフロンティアスピリット。
戦争が生んだ悲劇と特需。
それは、ここに世界で唯一、
ワインを作り続けている学園が存在していることと別の話ではない!
塩嶺峠を歩いて越えてみたとき、
こんなに美しい夜景が見えるなんて、
150年前の開拓者たちは想像できなかっただろう。
ここの物語を描いた者として、
応援していかなければ。
桔梗ケ原150年に向けて!