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ご無沙汰をしております。

ご心配をお掛けしております。

そして、たくさんの叱咤激励のコメントをありがとうございます。

 

試合に負けてこの上なく落ち込んだとはいえ、だからといって自堕落な生活を送るのではなく、ここでこそ踏ん張って、最低限のきちんとした生活は送らないと……

と思い、試合後数日は頑張ってきちんとした生活を送っていたんだけど、なんだかそれで余計に疲れてしまい、結局、自堕落な生活へと文字通り堕落。

その反動といったら凄まじく、部屋の散らかりよう、食生活の乱れよう、そして体重の増えようは目も覆うほど。それと比例して、心の中に占める自己嫌悪の割合も日に日に大きくなり、本当に最悪な時間でした。

調子のいいとき、結果の出ているときに自分をコントロールするのは簡単だけど、真価が問われるのは逆境に立たされたとき。というのは分かっていても、コントロールできなかった。

でも、そんな自分を受け入れて無理に行動を起こそうとはせず、というか、その堕落っぷりに抗う気力は微塵も無く、一年ぶりに本当にゆっくり、というか、緩みきりました。

昨夏のKO負けの後に1ヶ月くらい休んで以降1年間、試合後であろうとも全く休まずに競技に没頭してきた結果、ただでさえ賑やかではなかった交友関係もより寂しくなっているので、親しい友人とちょこっと食事に行く以外は、どこに行くわけでもなく、誰と遊ぶわけでもなく、家でひとり、これ以上ないくらいゆっくり。

と言えば聞こえはいいけど、要はダラダラ引きこもり。明け方に寝て、起きて時計を見たら9時で、でも外は真っ暗で夜の9時だった、なんてこともザラ。

試合前は不眠症のように眠れない日々が続いていたので、そんな睡眠過多な毎日を過ごすことによって、最初のうちは不眠の苦しみから少しずつ解放されていくような感覚だったけど、

そんな生活では先日の豪雨にも、そして秋の訪れにも全く気付かず、なんだか季節の変遷に取り残されていっているような気がしてきて、

いつまでもそんな毎日を過ごしている自分に対する嫌悪感が、堕落に対して徐々に抗い始め、ここのところ、ようやく少しずつ運動を再開。今日は朝に走り、昼に和田の親分とリフティングをやって激しく疲れました。3週に渡って自堕落な生活を送っていたので、身体の機能性を著しく失ってしまっています。

 

今のところ、そんな感じです。

 

以前から、試合での敗北と、失恋で負った心の傷は似たようなモンで、時間しか解決してくれないと思っているんだけど、

これまでのどの敗北や失恋よりもその『時間』が掛かっていて、改めて、今の自分の中に占める競技の大きさというものを確認させられています。

そんなこと、もう分かっているからいいのにね。

 

では、色々と考えていたことなど、また書きます。


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プロフィール

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郷野 聡寛(ごうのあきひろ)
体格:176cm 78kg(試合時体重70kg)
経歴:第4代全日本キックボクシング連盟ヘビー級王者、PRIDEウェルター級GP2006第3位
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