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フランスでのこと

今日は長くなるけど夜露死苦。

 

昨日、フランスから帰って来たワケですが、

フランスで何があったのかはTwitterで書き、あまりにもバカバカしいから、もう笑い話として忘れて次に行こうと思っていたんだけど、

 

それがTwitterをやっている人以外には伝わるハズもなく、日本だけでなく、ブラジルからも「ゴーノサン、試合どうだった?」と連絡が来たりしまして。。。

 

確かに、試合まではFacebookで色々と書いておきながら、そして応援のコメントも沢山頂戴しておきながら、試合後に何も書かないというのは失礼にも程があるワケで。。。

勝ったときにはすぐに書いてるクセにな。
大変、失礼致しました。。。

 

ということで、まずは試合後、ホテルに帰ってからのツイートを転載致します。

 

『いやーもう笑うしかないわー。
3Rにかなりキツい金的食ってうずくまったんだけど、何か聞こえるから見上げたらさ……レフェリーがダウンカウント数えてやがんの。。。

 

マジかよふざけんな……と思ったけど、そんなんでKO負けにさせられるのも嫌だから立つじゃん?
回復の時間なんて与えられずに続行させられるじゃん?
タマタマ痛えからキチンと立てずに前傾姿勢にしかなれないじゃん?
そんなんで足なんて使えないし、俺のディフェンス勘も働くワケないじゃん?
相手はここぞとばかりに攻め込んでくるじゃん?(←これムカつくわ。何で俺が倒れたか分かってるクセにな)
ガード固めて致命傷を食わないようにするだけで精一杯じゃん?

 

しかもその金的は2回目で、1回目も、あのクソレフェリーが相手に注意を与えるくらいの強烈なもので、そこにさらに追い打ちを掛けられたからダメージなんてすぐには抜けないじゃん?

 

間違いなく、昨日、かなりの脱水症状で8時間も過ごさせられたダメージで、今日のコンディションは50%くらいでさ、その50%の体調でどう相手をコントロールするか考えて、それが2Rまでは上手く行って、これはアウェーでもポイント取れてるんじゃないかと、自分含め陣営は思えるくらいだったのに、あの金的ダウンで流れ変わってそのまま判定負け。。。

 

せめてもの抗議で、試合後相手陣営へ挨拶に行った際、握手はせず、距離を取って頭を下げるだけにして、敗者への記念品の盾やらプレートは全て控室に置いてきました。

 

金的蹴りは都合3回食ったけど、レフェリーが相手に注意した1発目ですら俺にブーイング、2発目3発目は完全に俺の演技と思われ大ブーイング。プロモーターが相手陣営にいたし、マジでそこまでするの?ってくらいの、俺の想像を遥かに超えた、

 

超超超、超どアウェー
超超超超超どアウェー!(モー娘。)

 

でした。。。

 

でも、ここまでやられたらもう笑い話だわ。俺はここに、この試合の為に来たのではなく、ジェームスやサミー、シリルたちに会う為に来たんだと、そう思って、気持ちを切り替えて次に向かうしかないわな。

 

まぁでも、こんな経験もなかなか出来るもんじゃないしね、この笑い話をすぐに野木さんに報告したんだけど、野木さんの仰る通り、キャリアのひとつとして、レアな経験をしたと思って前に進むしかないな。

今回のこのフランス遠征を通して、きっと俺のストレス耐性もまた格段に上がったハズだしね。笑

 

にしても、金属製のファウルカップを着けていたのに、あれだけ強烈な金的を何回も貰ったら、玉ちゃんにダメージ残るのね。ずっと鈍痛が消えないんですけど。。。
まぁでも、もうずっと長いこと、お小水専用の器官にしかなってねぇからいいんだけどさ。。。

 

って良くねぇよ!色々と!

 

てことで、まぁ俺のまだ見ぬフランスの友人たちに会いに行く為の、んで、そのついでにちょいとお仕事をした今回のフランスへの旅も、あとは帰るだけになりました。


フランスは現在、午前2時過ぎ。あと8時間ちょっとしたら帰途に就きます。
さ、シャワーを浴びてからパッキングを始めるかな。

 

今回のプロモーションは、俺の21年、80戦のキャリアの中で最低最悪だったけど、でも、未だ見ぬフランスの友人たちに会えたことで、今回の遠征は俺にとっては大きなプラスでした。もっと外国語を勉強しなきゃな!

 

あとは今日の試合の映像がYouTubeなんかにアップされて、それを皆さんにご覧になって頂いて、そして笑ってもらえればそれでオッケーかな。笑

 

さ、今日のことは笑い話の引き出しに入れて、気持ちを切り替えて、日本に帰ったらまたすぐに次に向けてトレーニングを始めるぞ!Osu!』

 

なんてTwitterに書いたんだけど、今朝起きてみると……そんな気持ちはどこへやら、悔しくて悔しくてたまらなくなっていて。。。

 

その悔しさで、ジッとしてなんていられなくて練習に行ったんだけど、行けば当然、試合の話になり、向こうで起こったことを話したら、

 

「それはムリして立って続けるべきじゃなかったね。そんなんでムリして続けて負けるのも馬鹿らしいし、そのまま起き上がらずにいれば、さすがに問題になったと思うしね。俺がセコンドだったら「立つな!立たなくていい!」って言ってたよ」

 

との意見もあり、、、
確かに、言われてみれば。。。

 

ちなみに、あのときはムリして立った俺ですが、蹴られた場所は、

 

あれからまだ、勃っていません。。。

 

……。

 

話を戻して、確かに言われてみればその通りで、あのまま立ち上がらずに、試合続行を拒否するのがベストだったんだろうなぁ。


でも、「こんなんで負けにされたくない!」という思いしか頭になくて、そんな機転は利かず……そんな自分の頭の悪さファック。。。

 

そして、ここまでは考え過ぎかも知れないけど、2Rに俺が流れを掴み始めて、しかも俺は一度金的を食らっている。そんな中での2度目の金的。2度目だから、相手から減点をしなければならない。そうなると相手が勝つのが難しくなってくる。ならば日本人のダウンにしてしまえ、と。

そんなマニュアルも向こうにはあったんじゃないかとか、そこまで考えたりしてね。

 

で、そんな話をしていたら、火に油を注ぐかのように、ますます悔しくて仕方なくなってしまって。

 

試合の映像を見れば、絶対にあれが金的だったということは分かるハズだし、勝てると思った相手に、あんな形で勝ちを奪われて、
結局のところ、それを笑ってやり過ごせるほど、俺は大人じゃないみたいですね。。。

 

なので、何とか日本で、同じベルトを賭けてヤツと再戦出来ないか、ISKAの方に働きかけてみようとか、そこまで考えるようになりました。

 

そしてFacebookでも、この内容を、頑張って英語とポルトガル語でも書いて、

 

……いや、ポルトガル語はムリだわ。

 

でも何とか頑張って英語では書いて、できるだけ多くの人にこの事実を知ってもらって、来年の前半にでも日本で再戦出来ないかなと、そのために出来ることをやってみようと、そう思うようになりました。

 

まぁまた時間が経って、別の試合をしたりしているうちに、またどうでもよくなって忘れるかも知れないけど、今はそんな気持ちです。

 

それくらい悔しくなって、ジッとなんてしてられないので、試合後の休みなんて必要なく。。。

 

休まずに毎日トレーニングを重ねて行きますが、来月上旬から、予定は未定ながらも、またしばらく海外へ行きそうな話になっているので、皆様、様々な夜の行事へのお誘いは今月中にお願い致します!笑

 

写真は今日、練習に来た、かつてパンクラスで戦い、今はUFC Fight Passで放送されるパンクラスの試合のコメンテーターを務めているダン・セオドアと。

今日の彼とボビーのスパーは……ボビーの大人げなさだけが際立ってしまって。。。苦笑

 

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郷野 聡寛(ごうのあきひろ)
体格:176cm 78kg(試合時体重70kg)
経歴:第4代全日本キックボクシング連盟ヘビー級王者、PRIDEウェルター級GP2006第3位
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