試行錯誤
今日は夕方にゴールドジムで、有酸素運動を1時間からのシャドウ&サンドバッグ。
去年の7月に突然、10年以上前の、全日本キックヘビー級のベルトを巻いた頃の動きというか感覚が思い出されて、そのお陰で、その直後から始まった中国でのキックのトーナメントに優勝することが出来たんだけど、
その10年前の感覚というのが、脱力の仕方というか、力の入れ方抜き方と、そのときの身体のバランスが主なものだったので、
そこから身体の効率的な動かし方を特に考えるようになって、
今は頭や手足といった身体の末端の重さを感じて、それを重力と慣性力を上手く使って動かし、出来るだけ少ないエネルギー消費で、出来るだけ大きな力を生み出すことに腐心しています。
簡単に言うと、より楽な戦い方の追求、だね。笑
これ、5年前に野木さんがアドバイスしてくれた、パンチの打ち方のコツから始まった考え方なんだけど、
去年の夏に、10年以上前の感覚を突如として思い出してから、その理解が一気に進みました。
無駄な力が入っていると末端の重さを感じることが出来ず、てことは、末端の重さを感じようとすると力が抜けるので、必然的に無駄な力を使わないことになり、エコが可能になるのです。
地球にではなく、自分にだけやさしいエコです。
これが出来れば、ホント加齢による身体能力の衰えの影響を、そこまで受けないで済むと思うんだよな。
身体能力の衰えを最小限に抑えるべく、フィジカルとフィットネスを常にビカビカに磨いておくことは当然のこととして。
で、それぞれの技にそれぞれのコツがあって、それを突き詰めて行くのがとても楽しい。
今日はバックスピンキックで新たな気付きがあって、ちょっと前にはジャブでもあって、
頭の重さを利用して、でんでん太鼓のようにとか、肩から槍が発射されると肩甲骨が開いて反動で上体は後ろに下がって安全圏へとか、自分以外には何のこっちゃであろう感覚なんだけど、
それをいちいち野木さんに聞いてもらい、野木さんがくれる更なるアドバイスを考えて取り入れながら、色々と試しています。
野木さんは、俺の言う感覚的な表現を理解してくれて、そして俺が分かるような感覚的なアドバイスをしてくれる、改めて、最高の先生です。
しかしながら、そういった技たちが試合で使えるかDoかはまた別の話で、未だ陽の目を見ずにいる未使用品が、私の技の引き出しには沢山ストックされているのです。。。
開かずの引き出しじゃあ意味ねぇんだよなぁ。。。
そこは私の力量が問われるところ。
試合でその引き出しを次々と開けられる日が来るよう、頑張らねば。
20年前の自分の代名詞だった右ハイも、いま一生懸命思い出そうとしているんだけど、これがなかなか難しくて、
15年前に、一発KOしたこともあるバックスピンキックもそうだけど、
昔は何も考えなくても出来ていたことが、いつからか(自分ではその分岐点がハッキリと分かっているんだけど)出来なくなり、それを今、その技を分析して理屈を理解することで再現出来るよう、試行錯誤しています。
そんな技たちをモノにするには、とにかく試合で試すことが一番だからね。
なのでケガの無い限り、毎月でも試合をしていたい今の私にとって、1日に複数試合を熟すことの出来るワンデートーナメントは、寧ろ望むところなのです。
写真は、早朝トレーニングの帰りに、いつもお参りに立ち寄っている神社で押さえた一枚。
最後は神様にお力添えをお願いするしかなくなるくらいまで、毎日やれることをやるっきゃ騎士。
天は自ら助くる者を助く。
Heaven helps those who help themselves.
Osu