昨年6月より、大手宅急便企業の協力会社の社員として、その大手の制服を着て宅配業をしています。

仕事を紹介してくれる話も無いワケではなかったんだけど、それによってNOと言えないor言いづらい人間関係が生まれるのは避けたかったし、嫌な仕事、職場だったら誰に気兼ねすることなくいつでもスパッと辞めたいとも思っていたので、就職情報アプリをダウンロードしてそれで探して、その中で一番手っ取り早く稼げそうな仕事の面接を何件か受けに行って、社長が良い人そうで、採用時に最重要視されるのが「人柄」（自信なかったけど大丈夫でした…笑）という職場にしたという流れだったので、始める前はそんなことは微塵も考えていなかったんだけど、

始めてみたらこの仕事、ヒザが壊れて全力疾走も長い時間走ることも出来なくなった自分にとって、最高のラントレになる仕事でした。

一日に150個前後、多いときで200個とかの荷物を配るんだけど、配達先の軒先に停めた車からその玄関までの往復だけでなく、私の担当エリアにはひとつの村くらいの人数が住んでいそうなとんでもなく大きなマンションを初めとして大きなマンションがいくつもあって、その中を回るときはなかなかの距離を走っていて、

別に走らなきゃいけないルールとかはないんだけど、慣れないうちは夜遅くになっても全然配り終わらなくて、こんな遅くに申し訳ありませんと頭を下げながら回ったりしていたので、出来るだけそうならないよう朝の1個目の配達から出来る限りのダッシュをするようになり、

そんな毎日を送っていたら身体はみるみる絞れ、お歳暮の超絶忙しかった時期には73kgを切っていました。

だけでなく、全力疾走は無理なんだけど、ヒザをサポーターでガッチリ固めれば全力疾走を100としたら60とか70くらいの出力では何とか走れていて、1日に150個の荷物を配るとしたら車との往復で単純計算で300回は走るワケだから延べ走行距離にしたらなかなかのもので、

一度走る（一件配達が終わる）とそれなりにヒザはキツくなるんだけど、車に戻って次の配達先まで運転してるうちに回復してまた走れるというですね、ホント今の自分にとってこれ以上のラントレはないんじゃないかってくらいの素晴らしい仕事内容だったんです。笑

そんな毎日を半年間続け、去年の11月だったか12月だったか、休みの日に久しぶりに打撃のスパーに入ったら、全日本キックのベルトを巻いた頃を思い出すくらいに動けてムチャクチャ楽しくて、

こりゃ仕事で毎日相当走っているからに違いない、トレッドミルで走るのと外を走るのとでは全くの別物だったんだなと、そんなことをこの身を以って、海よりも深い心の底からよ〜く理解しましてね。。。

センチャイジムに通っていた頃、センチャイ会長から外を走るように言われたときにトレッドミルで走ってますって答えたら、ちゃんと外を走って下さいって言われたけど、それでもトレッドミルでしか走らなかった（走れなかった）けど、こういうことだったのね。。。

そして体重も、健康を害したり死の恐怖に怯えたりすることなくまた70kgを作れるんじゃないかと思える数字になっていたし、そんなこんなでまた試合をしたくなってしまい、社長に、

「面接のときに、選手活動には区切りを付けて、なんて言った舌の根も乾かないうちにこんなことを申して大変恐縮ですが……出来る限り仕事に穴を開けないようにしますので、また試合をしてもよろしいでしょうか。。。汗」

と伺い立てをしたら、

「寧ろやって下さい！応援してますよ！」

とのお言葉を頂き（涙）、そんなこんなで試合復帰の運びとなりました。（つづく）

写真は12月の体重とそのときの良い感じに絞れた身体とその写真を探してたらカメラロールにあったネットに落ちてた私的にど真ん中な女のコの写真。なんやねん巨乳旅行って……行ってみたいわ。。。

体重はそれから正月太りを経てw今は＋3kgくらい。

5月の近藤戦はウェルター級（77.1kg）なので減量は全く必要なく、出来るだけ仕事を休みたくない私は前日も出勤するつもりで職場に休日申請をしていなかったのでパンクラスに当日計量を希望したもののルールで前日計量必須とのことで、こりゃ試合消滅かなとも思いましたが私の上司がそういうことならと前日の休みも許可して下さり大丈夫でした。。。

良い結果を出して、上司に職場にお礼の言葉とともにご報告したいですね。

なのに4月のキックでケガして中止……とかならないよう頑張ります。。。

Osu