SHOWER（恵みを浴びる）
『注目よりも恵みを浴びる方が
己の為になる』
根も葉もないことを
「火のない所に煙(けむり)は立たぬ」
と決めつけて吹聴する
情けない輩(やから)たちが世にはいる。
己のことは棚(たな)に上げて、
自分の名を出さずに只、
嘘偽りを本当かの様に言い触らす
深い傷をもった人である。
そんな者たちを相手にしていては
時間の無駄なのだ。
「俺の行き先を教えてくれ…」
と酔っ払いがバスに乗って、
運転手に尋(たず)ねるのと似ていて、
自分の進むべき道が
己自身の問題によって
見えなくなってしまっているのである。
マウンドに立ったピッチャーが、
観客席から飛び交う
野次を気にしていては、
肝心(かんじん)なバッターと
勝負することはできない。
逆に野次を自分への声援に変えて、
己に与えられた天職を全うすることだ。
ストレスの多い社会の中で
人は蠢(うごめ)き、
揉(も)み合いながら生きている。
娑婆には邪気が流れ、
知らず知らずのうちに
その影響を受けてしまい、
心までもが淀んでしまうのである。
人と人との触(ふ)れ合いが希薄になり、
不安に不信、また不寛容な態度が
心の中を支配してしまうのだ。
人々のあなたへの注目も
熱し易く、
また、冷め易いのである。
人の注目よりも、
自然の中に流れている恵みを
浴びることだ。
その様な人は批判や非難を浴びても、
心の中に浴びている
恵みのスピリットによって
浄化させてしまうのである。
焦ることはない。
また、逸る必要もない。
じっくり、また、ゆっくりでいい。
あなたらしく真心を持って
一歩一歩踏み出して行けばいい。
｢表現｣とは、
うちに秘めた思いを
表にあらわすことである。
あなたの生き様こそ表現なのだ。
四角の中に収まる表現よりも、
その枠(わく)に支配されずに、
その画布から飛び出す絵を
表現することこそ、真の芸術家なのだ。
大いなる方は、
天地万物を創造された
芸術家の源である。
「その方に似せて人は創造された」
とTHE BIBLEにある。
表現の源が、
あなたを表現者としてデザインし、
生かしてくれているのである。
あなたに永遠の思いを与えた存在が、
今日もあなたの心に
生きて働いていることを忘れない様に…
今日という日があなたの感性を
表現して行ける日であります様に…
『生き様こそ
あなた自身の表現である』
アーサー・ホーランド
2016.7.1
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