TIME TO THINK（考えるひととき）
『考え込むまで考えず、
楽しく考えられるまで
考えてみるといい』
自然の中の草や花を見ているだけで
色々なことを考えるのが人間である。
「すべての人は草、
その栄光は、みな野の花のようだ…
草は枯れ花はしぼむ。
だが大いなる方のことばは
永遠に立つ」
とイザヤ書の著者は語っている。
パンセの中でパスカルは、
「人間は自然のうちで
最も弱い葦(あし)の一茎にすぎない。
だがそれは考える葦である」
と語っている。
弱さはあっても人は、
考えることができる生きものなのだ。
小さな私にとらわれず、
身を天地自然に委ねて生きて行く、
｢則天去私｣という価値観に目覚めた
夏目漱石は、
著書『草枕(くさまくら)』の冒頭で、
「山道をのぼりながら
わたしはこう考えた。
知に働けば角が立つ。
情に棹(さお)させば流される。
意地を通せば窮屈だ。
兎角(とかく)に
この世は住みにくい…」
と綴(つづ)っている。
山道をのぼりながら考えるとは、
自然と向き合いながら
間をとることでもある。
詩人でもあったダビデ王は、
「わたしは山に向かって目をあげる。
わたしの助けは
何処から来るのだろう…
そう、わたしの助けは
大いなる方から来る…」
と考え思いめぐらし、
気づかされるのである。
我々が暮らす娑婆は、
平和の無い忍耐が求められる
住みにくい場所でもある。
そこでは知性や情、
また意地がぶつかり合い、
人間関係が混乱し、
啀(いが)み合ってしまうことさえある。
便利で安全で安心が求められる
組織社会にあって、
人間の心は益々不安に
苛(さいな)まされてもいる。
今こそ、自分の生き方を
しばし顧(かえり)みて、
｢考える｣ひとときを持つことが
必要なのかもしれない。
己が自然と向き合うことは、
天地万物を創造した存在、
すなわち、
「わたしの目にはあなたは高価で尊い
わたしはあなたを愛している…」
という大いなる存在と
向き合うことでもある。
あなたにときめきを与え、
また、使命と考える力を与えてくれる
｢知恵と知識の宝｣なる魂のロッカーは、
今日もあなたに考える機会を
与えてくれていることを
忘れないことだ。
今日という日があなたにとって、
考え過ぎずに考えることが
できる日であります様に…
『考え過ぎずに
思いを解放してあげるといい…』
アーサー・ホーランド
2016.9.2
——————————
読みどころ満載の内容となっておりますので、
どうぞご覧ください。
『ROCK’N'ROLL BIBLE』
好評発売中！
アーサー・ホーランド公式サイトの
Goodsページでは、
新刊の取扱書店一覧及び
寄贈先図書館の一覧を
掲載しております。
もし、お近くの書店にて
お取扱いがない場合は、
書店にてお取り寄せの注文をされるか、
Amazonなどのネット書店、
又は公式サイトの通信販売を
ご利用ください。
また、
親しい方へのプレゼントにも最適です。
公式サイトより
10冊以上ご注文いただいた方には、
送料をサービスいたしますとともに、
簡単ではございますがプレゼント用の
ラッピングサービスも承りますので、
ご希望の方はご注文の際に
その旨をご記載ください。
他にも、
今後の講演予定などが分かる
スケジュールのページや、
今までの活動を撮影した
Photo Galleryなどもございますので、
是非、公式サイトにもご訪問ください。
アーサー・ホーランド公式サイト
http://arthur-hollands.com/
