EASY DOES IT（地味に地道に…）
『忙しくするよりは
地味で地道に…』
一日一日を過ごすことは、
地味で地道な作業でもある。
それは決して無意味なことではない。
忙しく生きる事が良いことだと
思い違いをしてはいけない。
足を地につけた
根強い働きを忘れてはならない。
THE BIBLEには、
「涙と共に種を蒔く者は
喜び叫びながら刈り取る…
また労苦した農夫こそ
収穫の一部に
預(あず)かるべきです…」
とある。
農夫は耕地を開拓し、
また、石や雑草を取り除き、
そして、種を蒔いては自然の営みに委ね
また、学びながら
忍耐強く収穫を待ち望むのである。
誰の目にも止まらない
地味な、また、地道な作業は、
豊かな収穫によって
労苦した農夫たちに
喜びをもたらすのだ。
今は何でも彼でもスピーディーに
大量生産できる時代である。
然れど、人として
魅力的に生きて行くには、
そういう分けにはいかない。
じっくり、また、ゆっくり…
地道にこつこつと
己を見失わずに取り組むことである。
「周りがあぁだから…」
とか、
「彼処(あそこ)がこうだから…」
とかにとらわれないことだ。
少年ダビデは誰もいない荒野で
地道にまた忠実に
任された羊飼いとしての羊の群れを
養い育てていたのである。
「小さなものに忠実な者は
大きなものを任される…」
とあるが、ダビデは後に
イスラエルの民を導く王となるのだ。
詩人でもあった彼は、
「大いなる方は私の羊飼い。
私は乏しいことがありません。
大いなる方は
私を緑の牧場に伏(ふ)させ、
いこいの水のほとりに伴われます…」
と歌っている。
ひとり孤独でいる様で
実はひとりではなく、
誰もみていない様で
実は大いなる方が
見守ってくれているのだ。
「何をするにも大いなる方の
栄光のためにしなさい…」
とある。
与えられた今日という日を感謝し、
また、あなたを愛して止まない
存在によって授かった全てをもって、
地道にこつこつと物事に
取り組んで行ける日であります様に…
『焦らず、また、慌てず、
地道にこつこつと…』
アーサー・ホーランド
2016.9.11
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