GRATITUDE(感謝の気持）
『否定的になっても
それを肥やしにして
感謝の花を咲かせるといい…』
目の前の状況が如何であれ、
怯(ひる)むことはない…
先ずは落ち着きを取り戻してから、
再び挑んでみることだ。
「不安は情熱を高め
安定は情熱を殺す…」
とプルーストは語っている。
不安になるが故に、
あなたの情熱が
スウィッチ・オンされる。
今迄の様に物事が
上手く行っていない時にこそ、
己の志した使命が、
今もあなたの中にあるのかが試される。
｢雨が降って地が固まる｣とあるが、
人生に訪れる様々な問題や試練が、
実はあなたを磨き輝かせる
研磨作業となる。
試練の最中は誰であれ、
手を叩いて喜ぶことは
できないものである。
然れど、
金(きん)が火によって炙(あぶ)られ、
また、溶かされることによって、
更に精錬された輝きを放つ
純金となって行く様に、
あなた自身も試練によって、
中(うち)なる魅力を
覆(おお)い隠している
不純物が取り去られ、
今迄にない輝きを放つ者になれる。
人は皆、自分探しの旅をしている。
「私はどこから来たのか…
また、どこへ行くのか…
そして、何の為に生きているのか…」
と誰もが一度は考える切実な、
また、素朴な問い掛けを
己に投げ掛けてもいる。
過去の失敗を悔やんでも仕方がない。
たとえ、結果が
思わしくなかったとしても、
憎しみや恨みを
引きずり続けないことだ。
THE BIBLEには、
「いつも喜んでいなさい…
またたえず祈りなさい…
そしてどんな時にも感謝しなさい…」
とある。
喜びとは、
どの様な状況の中にあっても必ず、
「万事は益となる」
という信念から来る安堵感でもある。
それは目では見えないが
何時もあなたと共にいる存在に、
あなたがもう背負うことができない
全ての思い煩いや問題を
祈りを通して委(ゆだ)ね、
また、その祈りを聞いてくれる存在が
必ず答えてくれることを信じるが故に、
感謝することなのだ。
たとえ、
「ちきしょう…」
という思いが込み上げて来ても、
「感謝します…」
と宣言すればいい。
その後に、
「ちきしょう…」
がまた出て来たら、
再び、
「感謝」
で締(し)めくくればいい。
あなたの意志の決断次第で、
いらだつ思いから解放され、
自由になれる。
今日という日が、
感謝できる日であります様に…
『ちきしょう、感謝…
感謝、ちきしょう…
と心が葛藤(かっとう)しても、
それでも最後は
感謝で締めくくってみるといい…』
アーサー・ホーランド
2016.9.25
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