『WHAT YOU SEE』(何を見る)
「人をみて左右される者から
己と向き合って
ゆるぎない価値を見出せる者であれ」
人はみかけによらないものである。
悪人に見えるものが
善人であったり、
善人にみえるものが、
悪人であったりする。
親切に接してくれる者が
詐欺師であったり、
いい加減な奴と思っていた者が
手を差し伸べてくれたりする…
夏目漱石(なつめそうせき)は、
著書「坊(ぼっ)ちゃん」の中で
「それにしても世の中は
不思議なものだ。
虫の好かない奴が親切で、
気の合った友達が悪漢だなんて、
今に火事が氷(こお)って
石が豆腐(とうふ)になるかもしれない…」
と語っている。
人を見た目で判断しないことである。
世には羊の衣(ころも)をまとった
狼(おおかみ)の様な者もいれば、
悪魔(あくま)の様にみえるが
実は天使の様な者もいる。
外見だけを見て
結論にいたらないことである。
魂のロッカーは
「わたしはあなたを遣わす。
それは狼(おおかみ)の群れに
羊をおくりこむようなものだ…
だから蛇のように賢く、
鳩(はと)のように素直であれ」
と謳っている。
生きていれば美しいものにも、
また醜(みにく)いものにも出合う。
心に豊かさを得ることもあれば、
傷を負うこともある。
美しいものによって
心を豊かにすることである。
また心を醜(みにく)くする者を
こばむことができる感性を
みがくことである。
仲間と思っていた者たちに裏切られ、
醜(みにく)い体験をすることもあれば、
悪人と呼ばれていた者から
豊かさを感じさせることさえある。
願わくば人を裏切るよりは
誠実を目指す者であれ。
また人を見下すよりは、
その人の徳(とく)を高める者であれ。
そして裏切るよりは
その人の幸せを願い、
その人を守り支える者であれ。
今日という日があなたにとって
更なる成長を遂(と)げることが
できる日であります様に…
『裏切るよりは守り支える者であれ。
見下すよりは徳を高める者であれ』
アーサー・ホーランド
2019.7.2
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