『A TIME OF SILENCE』 (静かなる時)
「動には静が不可欠であり、静は有益な動へと目覚めさせてくれる。」
執着心のいない人などいない。人は誰であれ何においても慣れてしまう存在である。
いいことにも悪いことにも影響を受けてしまいやすい習性をもっている。
バランス(秩序)を保つのは永遠の課題である。
依存の度が過ぎると己の首を絞めてしまう。
ゆとりや間をとることは、煮詰まらないために
必要であり、余裕をもつことは感性が自由に動く上で大事なことである。
THE BIBLEには
「あなたの思い煩いを一切神に委ねなさい…神自身があなたのことを心配してくれるから…」
とある。
悩みや問題に心が暗くなった時は気分転換を試みることである。
魂のROCKER、JESUSは弟子たちに
「さあ、あなた方は人をさけて、寂しいところにいって、しばし休むがいい…」
と語られ、自らも寂しいところに退いて祈っておられたとある。
人生にはメリハリが大切である。
日本の先人たちもしばしの間をもうけて己と向き合うことを忘れなかった。
鴨長明(かものちょうめい)は無常感にとらわれた時に常住を得るために
林の中に出向いていき、
夏目漱石は萎えた心を山道を登りながら克服し、
宮本武蔵は一人で静な場所にこもって五輪書を書き終えた。
忙しく生きることだけが能ではない。
動を重んじる者は束の間の静寂にひたることを忘れないことだ…
今日という日があなたにとって静まるひと時の中で本質と繋がっていることを意識できる日となりますように…
「間をとり、ゆとりを見出し、いい加減をみつけよ。」
2020年1月 21日 火曜日
アーサー・ホーランド
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