『MERCY』 （あわれみ）
「批判するのは簡単な事、されど憐れみは人を包む。」
偉いから尊敬するのではない…
有名だから評価するのでもない…
世間体や常識の価値基準が、正しいわけではない…
媚びる事はない。また無理に合わせる必要もない…
好きか嫌いかで判断すればいい
正しいとかまちがいとか、善だ悪だと語ったところで
言っている者を含め誰一人として完全完璧な者などいない。
弱さを知る事である。
失敗を恐れる事はない。
己の中には美しいもの、醜いものが共存していることを
受け止めることである。
だれかを裁く資格があるものなどいない。
偏見の目で見ることはない。
また見下す必要もない。
まわりで起きていることは、
己にも起こりうることだと言う
人を憂う優しさを見失ってはならない。
人への評価は己自身に対しての評価であり
人への偏見は己への偏見の証しである。
憐れみを忘れないことである。
「医者を必要とするのは健康な者ではなく
病人である。わたしが来たのは正しい人を招くためではなく、
罪人を招くために来たのである。」
と語った魂のROCKERは
「憐れみ深いものは幸いである。
その人は憐れみを受けるから。」
と謳っている。
差別することはない。
「物や事には価値があっても
人間には尊厳がある。」
とカントは語っている。
人は皆、唯一無二の、
尊い、愛されている存在なのである。
されど、人はそのことに気づいていないだけである。
ソロモンの箴言には
「憎しみは争いを引き起こし、愛は全ての背きの罪を覆う。」
とある。
人をののしるよりは引き上げてやれ。
さらけ者にするよりはその人の痛みを感じられる者であれ。
理想はわかってはいても現実はそれに反する、罪汚れた者のために、
大いなる存在は、あわれみと慈しみをもって十字架に
かかり、我々の罪過を身によって犠牲になってくれたのである。
このJESUSの打ち傷ゆえに、あなたは癒され、
心機一転、新たに立ち上がり、勇気をもって
一歩を踏み出していくことができる。
今日という日があなたにとって憐れみを感じられる日となりますように…
「憐れむ者がかもしだす香りは人を憂う優しさ。」
2020年 3月 10日 火曜日
アーサー・ホーランド
