『BLESSING IN THE SKY』 (幸福に勝る天からの祝福）
「昨日でもなければ明日でもない。
大切なのは今日の今のこの瞬間である」
今日の今のこの瞬間にあなたは生き、動き、
存在している。あなたが在ることが、
本質が在ることの証しであり、
あなたは何もないのではなく、
全てがある。
まわりの人の目を気にするのではなく、
あなたを高価で尊く、愛してくれている
存在に心の目を向けることである。
あなたは自分の力で生きているというより、
命の源の力によって生かされている。
あなたは偶然の産物ではなく、摂理によって
命が与えられている。
人生を８０年と見て、29,200日であり、
１００と見ても、たかが36,500日である。
これを長いと見るか、短いと見るかは人それぞれ。
大切なのはこのシャバにあって、人は尊い命を授かっている
ということである。
長生きするかしないかは運命が決めること。
大事なのは今日を楽しみ、今のこの時を喜ぶことである。
文句を言うのは妬むからであり、
比較するのは己の価値を見失っているからである。
舌打するのは小さなことに心を奪われているからであり、
怒るのは、大丈夫であることを忘れているからである。
人は誰であれ不完全であり、
UNDER THE CONSTRUCTION、
すなわち、工事中なのだ。
自分の弱さを認めることは弱いのではなく、
強くなるための肥やしだと思えばいい…
THE BIBLEには、
「神は高ぶる者を退け、へりくだる者に恵みを授ける」
とある。
へりくだる者とは、
理解されることにとらわれるより
理解することの素直さと清さを心の片隅に
持つ者を言う。
聖フランチェスコは、
「愛されることよりも愛することを、
理解されることよりも理解することを、
赦されることよりも赦すことを望ませてください…」
と、大いなる存在に祈りを捧げている。
あなたが生きていくために必要な、
全ての天からの祝福は今、与えられている。
それを頭で考えるよりは心で感じ、
身を持って納得し、体験することである。
詩篇の歌人であったダビデは、
「主は私の羊飼い、私は乏しいことがありません」
と謳っている。
あなたは決して乏しくないのである。
ダビデは、「こんなに祝福されている私に一体これ以上、
何が必要だと言うのでしょう…」
と言わんばかりの思いを吐露している。
今日という日があなたにとって、
天からあなたに注がれている祝福に
満たされる日となりますように…
「あなたが存在することが天からの祝福の証し」
2020年 8月 6日 木曜日
アーサー・ホーランド
