『PARADOX』 （逆説）
「不幸中の幸いに目覚めよ」
答えはいつもそばにある。
ただ気づかないだけである。
慰めは今、与えられている。
ただそう思えないだけである。
癒しの御手はすでに差し伸べられている。
ただ感じられないだけである。
天の約束はすでに果たされている。
ただ信じることができないだけである。
目の前に立ちはだかる壁があなたを
不安に追いやり、今起きている現実が
あなたを真実から遠ざけている。
自分の思い通りにならないからといって、
あなたへの最善が起きないわけではない。
あなたの思いと天の思いに
深く、広く、高い、違いがあることを
知ることである。
THE BIBLEには、
「わたしの思いはあなたの思いとは異なり、
わたしの道はあなたの道と異なる。
天が地よりも高いように、
わたしの道はあなたの道よりも高く、
わたしの思いはあなたの思いよりも高い。
雨や雪が天から降って、元に戻らず、
必ず地を潤し、物を生えさせ、
芽を出させ、種を蒔く者には種を与え、
食べる者にはパンを与える。
そのようにわたしの口から出る
わたしの言葉も、むなしくわたしの
ところに帰ってはこない。
必ず、わたしの望むことを成し遂げ、
わたしの言い送ったことを成功させる。
まことにあなたは喜びを持って
出て行き、安らかに導かれていく。
山と丘はあなたの前で喜びの
声をあげ、野の木々もみな、手を打ち鳴らす。」
とある。
あなたは祝福されている。
たとえそれを感じられなくとも…
あなたは愛されている。
たとえ今、そう思えなくても…
あなたは赦されている。
たとえ今自分を赦せなくても…
あなたは全能者の傑作であり、
あなたの中にあなたが気づいていない
凄い魅力と可能性が秘められている。
自分の思い通りにならないことが
逆に、あなたに注がれている祝福に
目覚めさせてくれる。
今日が救いの日であり、
今こそが恵みの時である。
十字架の愛と赦しと癒しは
そのようなあなたのために
あることを忘れないように。
今日という日があなたにとって、
不幸と思えることが、幸いであることに
気付ける日でありますように…
「不幸ゆえに祝福されていることに気付ける」
2021年 1月 29日 金曜日
アーサー・ホーランド
