『NARROW AND STEEP ROAD』 (狭く険しい道)
「歩む道のりは険しく思えても、
その道故にひとりではないことを
知らされる…」
SANTIAGOから
SANCTI SPIRITUSの約500kmの
道のりは尋常(じんじょう)ではない
厳(きび)しさがある。
まず道は狭くて、
道路はでこぼこだらけで
平坦(へいたん)ではない…
歩道というものがほとんどなく、
大型のトラックやバスが
絶え間なく、前から、
また後(うし)ろから猛(もう)スピードで
走り抜けて行く…
そのたびに
「避(よ)けては歩く」という
繰り返しを7時間近く日々、
続けている状況である。
しかも、避(よ)ける処は歩道ではない、
段差の激(はげ)しい
足の置き場に戸惑う草むらの
土手しかない…
いつトレッドタイヤの一部や
トラックの荷台から物が落ちてくるのか
分からないギャンブル的冒険が
俺の日課と言っても過言ではない…
きっと、ここCUBAの人でも、
この国を縦断しようと思う人などは
いないに違いないと思えるほどの
道の酷(ひど)さである。
色々な国を今迄、
横断また縦断して来たが
CUBAの道は最悪である。
とは言うもののボケとツッコミを
己がやっているからしょうがない…
そんな中、集中して祈ることさえ
戦いの日々である。
しかも、CUBAの祝福のために祈る前に
自らの態度の為に祈らされる
毎日である。
THE BIBLEには
「さまざまな試練に会うときは、
それをこの上もない
喜びと思いなさい。
信仰がためされると
忍耐が生じるということを、
あなたがたは知っているからです。
その忍耐を完全に働かせなさい。
そうすれば、あなたは何一つ
欠けた所のない成長を遂(と)げた
完全な者となります…
またいつも喜んでいなさい…
たえず祈りなさい…
どんな時にも感謝しなさい…」
とある。
今日という日があなたにとって、
喜び、また祈り、感謝できる日と
なります様に…
『迷った時にこそ
歩むべき道に気づかされる…』
アーサー・ホーランド
2018.7.14
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