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『BUSINESS AND TRANQUILITY』 (忙しさと静けさ)


「忙しさの中で心を亡くしたら
静けさの中で取り戻せ。」

木々を緑の葉が覆い、
鳥たちのさえずりが響き渡る。
夜は明け、雨は止み、澄んだ空気は
我が心を静寂の中に招きいれる。

詩篇の歌人は
「あなたの指の技である天を見、
あなたが整えられた月や星を見ますのに、
人は何者なでしょう、あなたがそれを
心にとめられるとは。
人の子とは何者なのでしょう。
あなたがこれを顧みられるとは…
あなたの御名は全地にわたり、
なんと力強いことでしょう…」
と謳っている。

人は地上では旅人である。

田畑を耕す者もいれば
蟻塚に群がる蟻のように都会の中で
忙しく働く者もいる。

長く生きても人の齢は八十年ほどの
人生である。それを長いとみるか、
短いとみるかは人それぞれである。

人はただ働いて食べることが全てではない。
「自分はどこから来て、どこへ行くのか…
そして何のために生きているのか」という
誰もが思い巡らす己の存在意義の謎に
答えを見出していくことも生きる上で
大事なことである。

魂のROCKERは
「人は全世界を手に入れても、
自分の命を失ったら何の得になるでしょう…」
と語っている。

地位や名誉や優れた能力があっても
自分の存在価値が
「高価で尊く、愛されている」ことを
知らなければ、何の益にもならない。

物やお金は必要ではあっても、
人間の尊厳はお金や物の価値では
測ることはできない。

カントは
「人は決して人間の目的の手段になっては
ならない。」と語っている。

「心を亡くす」と書いて「忙しい」と読むように、
忙しく生きるだけが人生ではない。

その当たり前のことを人は事がうまく
進んでいる時よりも、予期しないことが
自分の身の上に起こった時に気づかされる。

忙しさとは真逆の静けさの中で、人はどんなに
働いても得ることができなかった安堵感、
平安、そして命の尊さを与えられていることに
気づかされる。

今日という日があなたにとって今、
存在していることの尊さを感じるられる
日となりますように…

「心を豊かにし、真心を養い育てよ。」

2020年 5月 15日 金曜日
アーサー・ホーランド


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生年月日:1951年9月27日
血液型:A型

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