酒の宴
世代的なものもあるのだろうけど、
酒を呑む=悪いこと
と言う風潮には苦言を呈したい。
なにしろそれは、
年齢や役職、国や地域の持つ言葉さえイッキに飛び越える事の出来る魔法のような手段なのだから。
酒の強さが人間のバロメーターなどと、勘違いしてる旧人の戯言かもしれないけど(笑)
今年、従来のヨーロッパやアジア各地で行われていたK-1に加えて、
アマチュアキックボクシングイベントPeter Aerts Spirit の全国展開により、飛躍的に出張が増えた。
僕の場合、コミュニケーション手段としてお酒を酌み交わす事が多いので、
残すところ1ヶ月となった今年一年を振り返って、よく飲んだなと思う。
戦禍の残るボスニアから、目に入る自然の全てが美しいスイス、
誰もが優しいカナダでも呑んだし、
豪快に呑む九州や沖縄や
漫才みたいに面白い大阪、
そしてやっぱり豪快な仙台。
韓国での出会いから、中国での再会まで、
呑んだ国や地域は十指に余る。
イベントの成功と言う、同じ方向にベクトルを合わせて、
そしてその報酬としての美酒を、僕は飲む。
年齢が違ったって、
住んでる国や言葉が違ったって、
大抵のことは酒を酌み交わせば解決する。
そして、
嬉しいことに、次に会うときはもっと仲良くなっているのである。
なんと幸せな仕事なのだ。
キックボクシングの神様に感謝しつつ、
喜びと、そしてその何倍かの反省をしながら、
僕は呑み続けよう。
なんと言われようとも(笑)