ホヤの思い出
久しぶりにホヤを食べた。
口に広がる海の匂い。
独特の歯応え。
うん、思い出したよ。
当時、俺にとってすごく贅沢な食べ物だった。
練習して試合。
終わったらまた練習。
一日中、一年中、年がら年中そんなことばっかりだった現役時代。
だから落ち着いた仕事なんか出来なかった。
だから見事にいつもお金がなかった(笑)
だから、
いつもお腹が空いていた。
その先輩はいつも優しくて、ご飯をご馳走してくれたり、
実家のある岩手から海産物を送ってきてくれたときなんか、新鮮な魚や珍しい貝なんかを食べさせてくれた。
その中にそれはあって、
ひどくグロテスクな容姿から、そんな素敵な味がするなんて想像もできなかったし、
しかも、その先輩の手はとても
ゴつく
て、
そんな手から造り出された
それが、
そんなに繊細な味がするとは思えなかった
。
でも、
独特の歯応えと海の味がするホヤは、食べた瞬間に大好物になる。
何しろ貧乏で、当時は自分の力では食べることが出来なかった。
だから、たまに先輩に食べさせてもらうホ
ヤ
はとても贅沢だった。
やっぱり美味しいな。
今年こそ、岩手に帰った先輩に会いに行こう。
美味しいホヤをご馳走になりに(笑)
コメント (0件)
現在、この記事へのトラックバックは受け付けていません。
コメントする