志摩紫光誕生秘話2
中学2年で、禁断の書を覗いてしまったばかりにその本が欲しくてたまらなくなり、近所の手伝いをして、戴いたお小遣いの3分の2を母に渡し、3分の1を貯めていきました。
当時は、5円10円で、駄菓子の買えた時代でしたから、貰える小遣いもそんなもので、欲しかった禁断の書は、古本でも180円から280円もしてました。からそう簡単に買えない上、中高生に売ってくれるような本ではないだけに、売ってもらえる古本屋を探し、都内を歩きまわり、手に入れる苦労はかなりのものだったのを思い出します。
漸く手に入れた禁断の君書のモノクロ写真ページの女体に絡み、食い込む縄のコントラストに見入っては、心臓がドキドキ高鳴ってましたね。そして、そんな姿の女体を「綺麗で美しいなぁ」と感じてました。
誰にも言えない、明かせない、自分だけが秘めて感じる世界。
高校では。
生徒会の書記や風紀医員、議長までやってましたから、学校では硬派。
そんなでも、やはり、好きになる子はいましたがその子は、自分の友達のことが好きで、自分を好いてくれた子は、自分好みではないタイプ。
にも関わらず、すごくマメな子で、ハンカチにイニシャルを刺繍して、プレゼントしてくれたり、マフラーを編んでくれたり、手袋迄も毛糸で編んでくれて、さすがに、心に負担を感じてきたのです。
とはいえ、「君のこと好きになれないんだ」と言えば、傷つくのはわかるし、それでも、何とかしないと、、、、、。
ある日、自宅に、「宿題教えて❗。一緒にしよう」と来たとき、彼女に嫌われるようなことをすれば、彼女から離れてくれる。今日がそのチャンス❗。
と考え「俺のこと好きなの⁉」とわざとぶっきらぼうに言葉を投げ掛けたのです。彼女は、
「うん、、、」と、
頬を赤らめながら、頷いたのをみて、
「だったら、着てる服を脱いでみせて❗」。
とわざと投げ槍に言葉を浴びせたのです。
彼女の裸を見たいのではなく、
「そんなこと言うなんて酷い❗嫌い❗帰る❗」と言って、立ち去ると想像したのです。
ところが、彼女は、驚きの表情を浮かべたもののその後、真面目な顔になり、服を脱ぎ出したのです。
一瞬、「えっ⁉まさか、、、、そんな、、」
焦りました。彼女の裸を見たかったのでも、脱ぎ出すとも思ってなかったからです。
「どうしよう、、、、」焦りました。
でも、胸は両手で覆い、下着は履いてたので、さすがに、下着は脱げないだろう⁉脱げない‼と言って欲しい。とおもいながら、
「まだ、裸になってないじゃないか‼」と立ったまま、言い放ちました。
すると彼女は、こちらに背を向けて、下着を外したのです。
「どうしよう、、、、」と、何も出来ないでいる自分を感じたのか、こちらを向いて身体をまわしてきました。
そのとき丁度机の横に、体操で使った縄跳びの縄を掛けて有って、それが目に入り、思わず「縛るからな❗。いいか⁉」の言葉が突いてでたのです。
普通なら、抱きしめ、性愛に及ぶのでしょうが、全くその気持ちも、意図も無かっただけに、その場をどうしたらいいのか❓。何とかしなくては‼の気持ちで、出た言葉と行動でした。
本で眺めてはいても、実際に縛ったことも、縛り方も無いのですから、
頭の中は、真っ白で、どうやって縄を回し、掛けたのかわからぬまま、彼女を、後手にした形で縛り上げてました。
縛られた彼女は、下を向いて、涙をポタッと流したのを見た瞬間、彼女が可愛いく見え、愛しさがこみ上げ、思わず抱きしめていました。
それが。実際に、女体に
縄を掛けた最初の経験でした。
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