NIKON S型
ニコンS型が昨日入線しました。
Nikonの名を世界に知らしめた名機です。
もちろんフィルムカメラ。ヘビー級で重さは50mmf2付きでおよそ800g。
シャッターを修繕すれば実用に値します。
シャッターはオイル切れでしょうか、あと幕が追随しません。それから最高速度の1/500秒が開きません。
S型はゴム引き布幕シャッターの経年変化が起きやすいといわれていますが、見た目はそんな
当時の最高速度は1/500まででした。
私の周辺のレンズシャッター機は、早いものでも1/250止まりでしたから、高速です。
ニコンは7月末に100周年を迎えました。
新宿のNikonギャラリーもリニューアルオープンして、その記念行事にも参加してきました。
スピーチで最も緊張していた方は、ニコンの社長さんでした。
さもありなん・・・
購入したSには、皮ケースとこれもオリジナルのキャップがついていました。
ニコンは物を大切にする会社で、その思想がユーザーにも行き届いているようです。
S系カメラの修理は、ほぼ完璧です。
ニコンOBが興した修理工場が大井のニコン通りにあって、いまだにS系の修理も可能なのです。
部品もかなりそろっていて、シャッター幕交換などはお手のもの。
もっとも2か月かかるとか、おじいさんたちがじっくり取り組んでいるので、やむをえないところでしょう。
ニコン S系は、I、M、S,S2,SP、S3、S4、と進化しましたが、
製造中止になってから数年後に、S3、S3ブラック、SP、が復刻されました。
当時の価格は50~70万円!
それが最近、中古市場に出てきているのです。
程度にもよりますが、かなり上物で、レンズ付き 15万~19万円です。
もちろん新品同様となると、100万円はするようですが、
最初期の I型はマンションが買えるくらいの価格といいますから、それに比れば安い。
私の S型の価格ですか?
静岡県のお店からのネット購入で 5万円でした。
シャッター幕交換代は 5万6000円なので、う~ん です。
半実用でしたら、程度の良い復刻機を買うほうが、ずっと利巧かもしれません。
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