『ARTIFACT』
ジャレッド・レトが自ら監督したドキュメント映画
『ARTIFACT』
以前、WOWOWでの放送を録画に失敗したっていうエピソードを書きましたが
(ジャッジドレッドと間違えたっていう…笑)
その後また放送されたので、ようやく録画出来まして、じっくり見ることが出来ました!
どういう映画かと言うと…
ジャレッドのバンド、サーティー・セカンズ・トゥ・マーズが突如所属レコード会社(EMI)から30億円もの巨額訴訟を起こされて
苦悩と重圧の中でアルバム「THIS IS WAR」を制作していく過程を追ったドキュメンタリーです。
いやぁ…
国や規模は違いますが、私も音楽業界に身を置く一人…
非常に興味深い内容でした。
大手レコード会社とアーティストとの関係…
360°契約でアーティストをがんじがらめにするレコード会社…
アルバムが売れない時代…
音楽にお金を払わない若者…
訴訟中なのにEMI自体が買収されたりして経営陣が変わってしまうという
音楽業界のウラ側も見える内容。
2ndアルバムが成功して、世界中をツアーで回って、さあ新しいアルバムを作るぞー!っていうときに、突然30億円もの訴訟を起こされる…
アーティストとして当たり前の主張をしただけなのに…
不安で先の見えない日が続いて…
こんなドン底に突き落とされた状況の中でも必死にアルバムを制作していくメンバー。
レコーディング中に音楽以外のことに煩わされるのって、ホントに辛かったと思う。
最終的には和解して、アルバム「THIS IS WAR」もEMIから発売されるわけなんだけどバンドの負債は残ったまま。
メンバーはこれまでのアルバムの売上から一銭も支払いを受けていない
という文で映画は締めくくられます。
なんか…
おかしいよね〜!
でも…映画を作ることで、知って欲しかったんだろうな。
きっと…
で…
バンドの実像やレコーディングの過程が見られたのは嬉しかった!
このアルバムからサウンドにスピリチュアルな面が出てきたって思ってたけど
映画を見ると、そういうサウンドになったのも自然の流れだったんだなって思えます。
そして、あらためて、ジャレッドの音楽の才能、アーティストとしての幅の広さを感じずにはいられない!
映画を見てから、あらためてこのアルバムを聞くと
今まで以上にジャレッドのヴォーカルが心に響いてきます。
映画にもあった「THIS IS WAR」と叫ぶ声が!!
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