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音大のお話し

今日は音大のお話しをしようと思う






音大のお話しをする、そうつまり私は某音楽大学の卒業生だ







知られざる?音楽大学にまつわるあれこれを書いていこうと思う






遡ること中学3年生

私は高校に進学する気がなかった




理由は本当に簡単で

勉強が嫌いだから

勉強を文句言いながらする同級生が私は不思議だった

そんなにしたくないのならしなければいいのに



結局皆、ドロップアウトをしないように生きている

当たり前のことを当たり前にする皆に苛立った

はみ出す勇気もないくせに、ブツブツとルールに従う

そういう人たちは、これから大学、就職、結婚、その他諸々の決断をする時にも「実はこんなことしたくない」と陰でいうのだろうか

「こんな結婚不本意だけど、贅沢も言ってられないしね」とか言いながら、表ではニコニコ上手くやっていくのだろうか




早くも人生をこじらせて尖りすぎていたオタク女こと私は、当時そんなことを考えていた




でもまあ



今考えてみたら私の「高校行きたくない病」はSu凸ko D凹koiの村上春樹担当らしく、その当時に読んだ海辺のカフカに完璧に影響されていた




我ながら本当にしょうもない女である






困ったのは両親と担任だったと思う

いや、私は地味すぎて当時の担任は私の「高校行きたくない病」をギャグだと思っていたかもしれない





(※この担任には最後の学級通信の各クラスメイトへむけたメッセージのコーナーで「土井花子は突然ブチ切れだと思ったら突然笑い出すよくわからない一面がありましたが…」と書かれたが、これはまた別のお話し)








困った両親は私にとある音大をすすめた

中学3年生の冬

この頃すでに、始まりたてではあるがバンドをやっていたのである





楽しそうな音大の雰囲気を語る大学のパンフレット

そもそも「音楽」ってついてるなんて超かっこいい…





そんなフワフワした考えで、早くも私は音大受験を堅く決意したのである




そして大学のためには高校へ行かなくては!

と、なり高校でも地味なくせにブチ切れたり笑ったりすごした







しかし私にとって音大受験は一筋縄ではいかなかった






激白すると(使い方あってる?)

私にはリズムの概念がない

というより身体でリズムを刻むということができない

何故ならリズムを頭で理解していないからだ






そんな奴がベースを?!

となるのは当然なお話しだと思うが、楽器をはじめた中学3年生のころはベースがまさかリズム楽器だとは思っていなかったのである




あんなにギターっぽい見た目してるじゃんね




奇跡的に自分が歌えばベースを弾くことができるけど、歌わないと途端にリズムがずれるずれる





この仕組みについてはよくわからない

だから私がベースだけ弾くことはまずない

ベースは私にとって歌うために一緒にいる楽器だった








そんな奴がベースで受験

まさに無謀である

受験当時はとにかくベースを弾いた

弾きに弾いた

最終的に試験で歌いながらベースを弾いた





そしてなんとか、

本当になんとか合格することができたのである







でも入学してとんでもないことに私は気がつく







「あれ?私ベーシストじゃなくない??」









ベーシストの定義はなんだろう

ベースを弾ければベーシスト

バンドでベースを担当すればベーシスト

ベースが好きならベーシスト





私はベースも弾くし、バンドでベースも担当していて当然受験はベースでするものだと思っていた





しかし入学してからの違和感





当然入学すると「ベースのどいです」となるわけだけど私はベーシストなのだろうか




誰かの横でベースを弾くことが何故か苦しかった

他のベースで受かった子と、ベースの話しがうまくできない






ではボーカリストなのだろうか?

私はシャウトもできなければ、なんかアウトロでウォウウォウいうやつもできない




自分がなんなのかとても悩んだ





そしてじきにでた答えがあった

私にとってはバンドをやるためにベースや歌を歌っていたことに気がつく




きっと歌やベースや音楽やバンドへの気持ちは人それぞれで、どれも正解なんだろうけど私の場合はそうだった





こうやって書いていると、バンドが好きでベースや歌や音楽が嫌い、というようにもとれるけど決してそんなことはない



ベースだけ、歌だけ、という状況が起こりうる音大

だから違和感を感じたのであろう




そしてそれに気がついたおかげで私はより一層バンドというものが好きになったのである

本当に感謝している



しかし卒業するまで大変だった



「単位足りないです。やる気をみせて!」って内容の赤紙が毎年届くし、実技試験の評価はいつもまあまあ低いし、自作の曲を提出する授業では怒られるし




音大って言葉があると、外ではいろんなことを言われたこともあった




どれも思い返しても本当にパンクな出来事ばかりだったけど、おかげさまで私の反発精神はさらに強いものとなり、色々な歌もできた




私にとっての音大はそんな場所でした

劣等生ではあったが、大学は私にとってどんな場所より愛おしい場所になった



(※普通はこんなに怒られたりしない穏やかな素晴らしい日々なので、これから音大を目指す皆さん安心して下さい)






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おやぷみ




◎ねくすとおライブ◎

9/12 新宿marble


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ガールズ3ピースバンド Su凸ko D凹koi(すっとこどっこい) どいプロフィール

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どい
ニックネーム:ドイツ、はなこ
今後の目標:もうお坊さんに怒られない
身長・体重:身長はちょっと大きめなチャボのひよこくらい、ホログラムなので体重はありません
生年月日:7月18日(※ネルソンマンデラと一緒)
出身地:草むら

「女は怖い。でも、可愛い。」
〜過去、現在、未来〜
◎CD手売りで500枚完売を達成。
◎スタジオノード主催大会にて優勝。はしゃぐ。
◎全員、現役の音大生ではある。
◎2012年、ワンマンライブを3度開催。新宿マーブル(107人集客)、渋谷GLAD(120人集客)、渋谷club asia(200人集客)にてどれも満員御礼、大盛況に終わる。

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