大事なことは全部、中野ブロードウェイが教えてくれた
その弾き語りツイキャスの最後の曲に「あなたの猫で本当によかった」という曲をやった
それはその前日に、昔家にいた猫が夢に出てきたからだった
といっても全然夢の内容自体はいい夢なんかじゃなくて、むしろ悪夢にもほどがあるような内容だったんだけど久しぶりに、夢だけどあの子に会えたせいか、全く嫌な夢という印象がなかった
唯一いま手元にある、その猫との写真がこれ
猫は可愛い
しかし、私のファッションセンス
(※これでも小4〜5の頃だと思われます)
この写真は以前
「小学生の頃の自分がなかなかキテる」みたいな内容でTwitterに載せたところ「関西のオバサンかな?」というリプが殺到したあれです
これでもこの時、本人はギャルを目指していたつもりだったのですが、その足元にもおよんでなかった様子ですね
ちなみにもう一つ言うと、身長は今とほぼ同じ(※現在161cm)というBIG小学生でした
人はそんな風に生きていると、嫌でも歴史を刻むものでそれを「黒歴史」とか呼んだり呼ばれたりもする
「歩く黒歴史」なんて呼ばれるようになったのはいつからか
私自身は私の歴史をいまは結構気に入ってるし、色々なことがあったなあとか人並みなことを思ったりしているけど、その長いんだか短いんだかわからない歴史のほとんどは、中野ブロードウェイという場所で構成されていったといっても過言ではない
今では「サブカルチャーの聖地」みたいな感じでTVで見る日も少なくない、中野ブロードウェイに私が初めて行ったのは小6の頃だと思う
その頃はもうギャルを目指すのはやめて、ルパン三世を鑑賞することに命をかけていた
当時、とある病気の治療で悩んでいた私はすっかり暗くなっていたのでそのモヤモヤを晴らすような気持ちで、別の世界に没頭するようになった
病気といっても、珍しいものではなかったんだろうけど思春期の女の子は多感なもので、悩みが自分のキャパを越えかなりまいっていた私は、何故かルパン三世に救いを感じていた
本当になんでなんだろ
中学生にあがると、もっとコンスタントに中野ブロードウェイ行くようになった
週1〜多い時は3回
今ほどオタク文化がポピュラーじゃなかった頃だったので、中野ブロードウェイは今より人が少なかったし、いる人の層もだいぶ違った
友達も連れて行くようになった
大体私の友達は皆いい人で、中野ブロードウェイを素直に喜んでくれた
それが何故か誇らしかった
秘密基地のように思っていたのかもしれない
2階〜4階がいわゆるオタク層が楽しめる作りになっていて、私は特に4階が好きだった
4階ではアニメのセル画があったりして、そんなものが間近で見られるのはなんだか特別なことのように思えた
なんで急に中野ブロードウェイのことを、こんなにもあつく書き出したのかというと先日、本当に久しぶりに中野ブロードウェイに行ってきたからだ
久しぶりに行った中野ブロードウェイは、やっぱり中野ブロードウェイだった
来ない間になくなったお店もあったし、なんか観光客みたいな人や渋谷にも普通にいそうなカップルとか、昔ではみなかったような人たちも楽しそうに買い物をしていた
なくなったお店で、一番印象に残ってるお店がある
中学生の頃、学校の部活帰りに友達と中野ブロードウェイに寄り道した
その友達は何を隠そう、いまバンドを一緒にやっているおうむである
同じ部活だったので、その日は部活が終わったあとお願いして、ついてきてくれていたのだった
フラフラと歩いていると、遠くに部活の顧問の姿がみえた
うちの部活の顧問もまた、私と同じくオタクだったのだ
しかし当時私が通っていた学校はすこぶる厳しい学校で、寄り道なんてもってのほかだし、さらに厳しい運動部に私とおうむは所属していたので血の気が引いた
「まずい!顧問がいなくなるまで、とにかくどっか隠れようよ!!!」
おうむと私はとっさに一番近くにあったお店に逃げ込んだ
顧問が別のフロアに移動するのをそこでやり過ごそうという作戦だった
しかし、あろうことかそこのお店はゲイの人が経営するゲイの人のための濃厚なゲイショップだった
絶対に場違いである
また別の冷や汗が私たちを襲った
中野ブロードウェイには、ショッピングビルなのでアニメショップ以外にも本当にこれでもかってくらい色んなお店があるのだ
そして私たちがとっさに入ったお店は、女性が入るような場所でもなければ、中学生が制服で来るところでも間違いなく、ない
心の中は
(うわ〜顧問早くどっか行かないかな〜)
という気持ちと
(もしかしたら、お店の人に怒られるのでは…)
という気持ちでいっぱいになっていた
店の入り口で「先生まだいるね、どうしよう…」みたいな話をしてオロオロしていると、某元有名サッカー選手似の店員さんが「あなたたち、大丈夫??レジのところに避難しな!!」と心配して声をかけてきてくれた
(…?!なんだこのシチュエーションは?!)
と思いつつ、ありがたいなと避難させていただくと、顧問はどの人?と聞いてきてくれたり様子をみてくれたり、挙句の果てには「こっちきたらシャッターしめちゃおっか!」とまで言ってくれた
数分したら顧問は別のフロアへ移動し、無事に私たちは中野を脱出することが出来たのだが、店員さんは帰り際に何故か私たちに「よかったらこれ、お土産にね」とイチゴのポーチをひとつずつ、持たせてくれた
なにも買ってない上に一つ騒動を巻き起こしたというのに
あのポーチはまだ家にあって、時折引き出しから顔を出す
それを見るたびにあの人を思い出すけど、こないだ中野ブロードウェイに行くともうあのお店もなくて、あの店員さんもいなかった
もう一度、今まで会えた人誰にでも会えるなら私は間違いなくあの人に会いたい
あの時は停学にならなくて本当に良かったです
停学理由が「部活帰りに中野ブロードウェイに寄っていた」だったら、結構わたしクラスメイトに笑われてたと思います
でも親は停学理由がバカバカしすぎて泣いてたかもしれない
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