選手たちの成長
選手たちが最近プレーに関してよく質問をしてくるなぁと感じています。
指導者としては、選手が向上心を持って取り組んでいるのがわかるし、大変喜ばしいことだ。
選手たちの質問に関してはしっかり答えているつもりだ。
しかし、自分が言ったことが全てではないと付け加えることも心掛けている。
ゴールキーパーのプレーはある程度セオリーみたいなものがあるが、それまでの答えを導く方法というのは選手の能力、技術、年代によって大きく異なる。
よって、選手がまずどうしなければならなかったのか、自ら考えさせなければいけない。
少しでも考えているように見えたらその考えを尊重し、どう変化したのか見極める。
一番いけないのは何も考えずに、ミスを放置することだ。
今、ギラヴァンツアカデミーのゴールキーパーたちは、ミスを放置しなくなった。
このことに関しては、非常に成長したなぁと感じている。
今度は、次のステップとしてどうすればいいのか自ら考えることが大事になってくると思う。
他人に言われるより、本人の身の丈にあった自分のスタイルができていくはずだ。
だからと言ってすべてを自分で考えろというわけではない。
わからなくなる時が必ず来るはずだ。
そんなときは、ぜひコーチを使って欲しい。
自分としては、選手の考えが間違った方向にいかないようにアドバイスしていくのが役割だと思っているし、
自分の言っていることは、その選手にとっての可能性の幅を広げる1つの方法だということと捉えて聞いて欲しい。
何でもかんでもコーチの言うとおりにしなくても構わない。
プレーするのは選手自身だからだ。
意見(考え)が食い違っているときは、その選手としっかりコミュニケーションをとりたい。
ギラヴァンツ北九州アカデミーGKコーチ 五藤