【第7節記者会見コメント】 ギラヴァンツ北九州 三浦泰年監督
【第7節記者会見コメント】 ギラヴァンツ北九州 三浦 泰年監督
まず攻撃も守備もリズム良く入る事が出来た.。
前半はそのような展開だったと思います。
慌てずに焦らずに後半はやらなければいけないものの、それで足が止まってはいけない。
そういう意味では冷静にやらなければいけない中で、心は熱く、頭は冷静にと言うところが後半の鍵がったと思います。
終始攻撃のリズムは何とか掴めていたのかなと思います。
そういう中で62分の渡の得点というのは非常に大きかったですし、鳥取さんの攻撃に対しては守備が早いアプローチで上手く摘むことが特に前半から出来ていたと思います。
そういう意味では守備と攻撃のバランスで勝ち点3を取れた試合だったのではないかなと思います。
今日の試合に出た選手だけでなく、ベンチ含め18人だけではなく、スタンドから見ていた19人目からの選手も非常に調子の良い選手が多い中、メンバーをセレクトするのが難しい1週間でした。
そういう意味ではこの勝利というのはチームの全員勝利だと感じています。
スタンドで見ていた選手、またはコンディションが少し悪くてスタンドに来れなかった選手を含めた、チーム全員の結束によって取れた勝ち点3だったのではないかと思います。
これからもしっかりしたサッカーをやるためにチーム一丸となり、集中して、また努力してやっていければと思います。
【以下、質疑応答】
Q:チーム初4連勝です。結果が付いてきているからなのか?またはやってきた事に対する手ごたえなのでしょうか?
A:まず選手が非常にプレーに飢えているという事。
皆が『俺も試合に出たい』という気持ちが強い。
そして、彼らは勝った翌日からしっかりした姿勢でトレーニングに取り組んでいます。
休みを挟めば、休み明けに来ても誰1人として休みボケをしている選手がいない。
そういう事を考えると勝利して、自信を掴み成長ながらしているなと思います。
このチームは『サッカーに対する温度が非常に熱いという事、誰1人冷めている選手がいないという事。』それは非常に大事なことだと思いますし、選手全員のモチベーションを保ちながらこれからも我々の目指す目標に向かってしっかり精進できればいいなと思います。
Q:先制したあとにも3人の攻撃的な選手を投入しました。鳥取の時間帯もありましたが、攻撃的な選手を3枚並べたのは『もう1点取りに行くぞ』という監督のメッセージでしょうか?
A:サッカーの魅力は得点する事ですから、得点をどうとるか?という采配をしなければいけない。
そういう中で相手のリズムをしっかりとコントロールしながら我々もいい時間を作りたい、またはボールを保持する攻撃の時間帯を多く作りたいという事。
これは相手は関係なく、自分たちがいつも持たなければいけないメンタリティだと思っています。
それが1-0というリードの中で、どういう風にどのようなタイミングで
やっていくかは試合によってケースは違います。
そういう中で我々は終始、前線の選手を上手く使いながら、しっかりとした守備と攻撃のバランスをキープしながら90分間戦い抜くという事がここ数試合できていると思います。
やはり、サポーター、そして我々を支えてくれているスポンサーにホームで1つでも多くのゴールを見せて勝ちたいという気持ちは非常に強いです。
ゴールの数だけではなく、『まず内容の良いサッカー、そして得点を見せて勝つ』という采配をしなければいけないが、今日の内容では勝ち点3を取らなければいけない中で、そういう采配をしました。
Q:渡選手に対してはどの辺りを評価していますか?
A:彼がしっかりとした大人の選手に成長しているように、メディアの方々も彼に対して大人として触れて行かなくてはいけないと思います。
私も過度にメディアが騒ぐこともないし、私も過剰に彼に期待しているわけでもない。
彼はほかの選手と同様、しっかりトレーニングから耳を傾け、しっかり努力しています。
その結果が今日のようにグランドで彼の前にボールが転がってくる。
その瞬間の彼の判断、今日であれば相手もかわしてキーパーまで交わす。
これは紅白戦でも見ているシーンでありますが、ゴール前で彼のそういう判断は我々コーチでも教えられないものだと思っています。
そういう教えることができない良さを持っているのが渡の良いところだと思っています。
但し、教えなければいけない部分で足りない部分も多いわけですから、そこをしっかりと彼の成長を促すように、これからもしっかり指導していきたいと思っています。
Q:三浦監督から見て渡選手がこれから必要なものは何だと思いますか?
A:18歳という年齢の中でこのチームに入り数か月という短い時間の中で急激に選手との関係であったり関連性も非常に当初より良くなってきている。
いま何をするべきか?センターフォワードとしての戦術理解度も非常に高く評価できる状況です。
そういったものをより精度をあげていかなければいけないし、彼は自信が分かっていますが、点を取るだけではない、攻撃のリズムの中で係わる、シンプルにもらい叩く、その成功率をより高いレベルにしていかなければいけないと思います。
フォワードというポジションは89分間プレーしなくても、1分間プレーして点を取れば認められるポジションであるが、彼はきっと89分間チームの為になるプレーしたいと考えているのではないかと思います。
珍しい雑草精神みたいなものを持った選手だと思います。
だからこそ、しっかりした指導をしていかなければいいけないと思いますし、プロとしてより上を目指せる選手として成長させてあげられれば良いなと思います。