初の清宮海斗とのシングルを終え
初の清宮海斗とのシングル
基本的に彼のやりたいことを
受けるスタンスで試合
ルチャ的な要素を取り入れて他の選手との違いを出して彼に違ったスタイルを味あわせてみようと
考えていたが
最初のロックアップで
彼の現状を
察知してルチャの要素はとりやめて
基本的な日本式スタイルで
仕掛ける事を決めた
最初のロックアップで
彼の力の加減、気持ちを理解し
押し込ませてみた
さぁ
どうするかな
オレに不意に攻撃されないように
警戒してるのはわかった
そして離れ際に
一撃エルボーを打ってきた
彼の熱い闘争心とやる気が
溢れた一撃だったが
おそらく
内心、躊躇と恐怖があったのだろう
一撃打った後に
清宮の体の硬直が感じられた
自分的には
ガンガン来てもらうのは
嬉しいから
もっと打ってきても良かったと思うが
清宮も先の展開が読めなかったり
自分の反撃がくるかもと警戒したんであろうと感じた
この辺りいい意味でもう少し
リラックスできるといいだろう
彼とじっくり
肌を合わせ過去2戦より
やはりだんぜん彼の状況が
良くわかった
そして
他の選手がやらないような
タオルを使っての攻撃
胸へのチョップ
胸へのエルボー
スリーパー
連続フォール
といった
全部呼吸が苦しくなる
一点攻めを敢行
どこまでお客さんに伝わっているかは
わからないけど
こういった統一感ある攻撃は非常に
大事だと自分は思ってます
清宮はやはりかなりの
スタミナを消費していた
プロレスでもなんでも
スタミナがきれると体は動かなくなる
ここでボストンクラブ
1割くらい
かなりいやらしい攻め方をしたので
ギブするかもしれないとは思ったが
清宮ならしっかりがんばれるとは思った
案の定
清宮は腹の底から熱い闘争心と共に
声を出し全身全霊のプッシュアップで
ロープエスケープしようと前進した
あと30cmほどに迫りくるロープ
オレはそこで更なる試練を
与える
ロープに伸びる手を掴み
エスケープを阻止しようとした
清宮の動きが止まった
お客さんからも
あぁ
と
もうダメかというような声があがった
あとちょっとの距離で掴まれた手を
振り払うように力いっぱい勢いをつけ
ロープエスケープ
反撃できるか
との心配はすぐに杞憂に終わる
清宮はエルボーで反撃に出た
やはりスタミナ的に厳しいか
一撃が弱い
すぐに張り手を見舞い黙らせる
ここで半分彼の反撃を期待しつつ
ダメなら終らせようと
フォアアームを狙う
ロープに走り勢いに乗った瞬間
俺の顔には衝撃が走った
そしてなにやら
わたしの体から
白い物体が飛んでいくのが
スローモーションのようにみえた…
仮歯の前歯がぶっ飛んだ
オーマエバッ
オーマイガッみたいな感じで
叫んでしまった
冷静に試合を構築し
清宮をリードしてたが
この前歯ぶっ飛びドロップキックを
もらったせいで完全に気が動転
一気に余裕をなくし
彼が丸めこみを仕掛けてきた時には
テンパッて3回も丸めこまれた
でもこんなんで
彼に勝ち星渡すわけにもいかないので
しっかり最後はムイビエン
でも前歯ないからしっかりしゃべれない…
『いふほー フイヒヘン』
みたいになった
まぁ前歯ぶっ飛んで
おいしいアクシデントだったから
しっかりお客さんにもみてもらい
多少笑いがとれたから良いでしょう
清宮も気持ちが伝わるプロレスが
できたと思う
いまの課題がわかったから
これからの試合でまた自分が
いろいろ伝えていけたらなと
そして道場ではね
ルチャも教えて実際リングで出す出さないは別として
いざ、やれといわれたら
アレナメヒコでも試合できるくらい
ルチャもできますよって
してあげたいね
自分が清宮ぐらいの歳
18.19.20.21くらいの時に学んだ事
やってきた練習
清宮にも友寄にもしっかり
伝えてあげれることは伝えたい
ノアの人間同士が
素晴らしいプロレスをできて
見せるのが一番根本的には
大事だと思うから
オレはそこを大切にしたい
さぁ次はいつ
清宮と友寄と試合できるかな
ノア内の活性化を目指し
明日もがんばるぞ
今日は大阪に移動して
オフだー
ジム行こう
というわけで
今日もムイビエン