日本武道館大会ムイビエン的ベストバウト
日本武道館大会を目前に控え
様々な想いや思考が巡っています
皆さんにとってノアの日本武道館の思い出はなんですか?
非常にたくさんの思い出の話が
出そうですね
皆さんそれぞれ
ベストバウトがあると思います
自分もいろいろノアの日本武道館大会の試合を思い出すと
名勝負ばかりで何がベストバウトなのか?
これはもう人の数だけいろいろあって
ワイワイみんなで語りたいですね!
大原はじめ個人の感想ですが
自分にとって
SUWAさんの試合が
やはり心に残っています。
もちろん、同じルーツを持ち
特に縁の深かったSUWAさんですから意識してしまう
部分も強いのですが
どの試合も心に残る試合です。
特にKENTA選手との
2005年9月18日の
日本武道館大会の試合
これはもの凄く衝撃的でした
試合前から
もうSUWAさんの世界というか
ジェラルミンケース持って
入場ってところから
始まってましたね
特に驚くのは
ジョー樋口さんの選手権宣言をぶち怖し
証書をビリビリに破く行動
これは当時もびっくりしたし、改めてVTR見るたびに
背筋が凍る
こんな事、普通
ペナルティみたいなのがありそうだし
会社から追放になりそうで
レスラーという立場で考えたら
いろいろ怖い。
でもSUWAさんはノアを追放されるような闘いをすると
試合前言っていたと実況で言っていて
一貫しているなと。
前代未聞のGHCJrの試合にしようという感じが凄いし
試合前からブーイングが出て熱が凄い
相手のKENTAさんも獣みたい倒しに来る
選手なだけに凄い空気だよね
案の上開始早々バッチバチな試合になって
場外戦になってKENTAさんも
ヒートアップして机に叩き
つけたりするんだけど
そこの一瞬でゴングを手に取り
KENTAさんの顔面への攻撃からの
ジェラルミンケースで2度殴り
ゴング鳴り反則負けという
試合時間はたった開始1分30秒・・・
これだけであまりにも凄いものをみたって
衝撃が凄かった
たぶんレスラー側視点の部分が大きいから
このような感想になるんだけど
当時の自分はデビュー1年4ヵ月目
CMLLアレナメヒコデビューを果たしてこれから
日本人ルードとして
バリバリCMLLのトップに食い込み
やっていこうと気合入っていた頃。
試合時間1分30秒で会場にいる人、お客さん、対戦相手、団体
すべての人から怒りを買い
ブーイングをもらっている
ルードとしての頂点を
見たような感覚だった。
悠々とお客さんを煽って笑みを浮かべ
全身から溢れる自信と余裕の姿
こんな選手に
いつかなりたい。
どんだけ経験値を積みトレーニングしたら
なれるのだろうか?
そんな事を2005年感じたのを
つい昨日のような感覚で覚えている。
試合はまさかの終わりを告げたと思いきや
タイトル管理委員ジョー樋口さんから再試合の指示があり
試合は再試合に。
ジョーさんとSUWAさんが口論になり
ジョーさんが上着脱いで一触即発になった
こんな光景まであり前代未聞すぎるGHCJr戦だった。
おまけにコーナーを外してレフリーも殴り
ジョーさんにコーナーを投げつけセコンドまで手を出すとか
一人VS団体のようにさえ見えた。
試合中もレフリーを上手く使いKENTAさんの攻撃をつぶしたりしていた
普通なら反則負けでもおかしくない行為も
もうちょっとやそっとでは反則で終わらないようになっている。
というかそもそも反則から再試合にしてる以上
また反則で終わりになるわけないというのも計算済みなんだろうな。
反則で止めても
ジョー樋口さんが認めないだろうし。
こういう部分も普通ではないシュチュエーションを感じる。
あまりSUWAさんは試合の話をあれこれするタイプじゃないから
試合の事を聞けた事がないが
この試合に関しては本当にいろいろ聞いてみたい。
プロレスの試合として素晴らしい闘いは
いくつもある。
しかしこのSUWAさんとKENTAさんの試合程
GHCJrの幅、いやプロレスとしての幅や
ルードとはと考えさせられる
試合はない。
シングルマッチなのに
登場人物が二人だけでなかったり
またリングだけでなく花道や本部席
リング下など武道館の様々な場所で闘いがあった。
そして最後は激闘のすえ
お客さんから万雷の拍手が送られる・・・
ノアって最終的に闘いがないとお客さんに
認められない高いハードルを感じる
SUWAさんはブーイングだけで
終わらせなかった。
このブーイングだけで
終わらせないというのが
ノアにおいて非常に重要だと
自分は感じている
SUWAさんにとってのノアは
武道館で始まり武道館で終わりました。
非常にSUWAさんにとって特別で想い入れがあるのでは
ないのかな?とか思いを巡らせています。
2004年の9月の日本武道館大会に登場したSUWAさん。
そこからノアでの闘いがスタートした。
ノアでのラストマッチは2007年1月21日の日本武道館大会だった。
最後の最後もSUWAさんらしさ全開でブルーボックス使い
味方の高山さん鈴木みのるさんにも攻撃し
全員からフィニッシュホールドをされて壮絶に散った姿は
SUWAさんらしすぎるノア最後の試合だった。
引退後
SUWAさんは世界をめぐりメキシコでは
一緒に過ごす時間も長く
ジョンウーや様々な技を伝授してもらった
そこから月日が経ち
2013年1月SUWAさんは
再びノアのリングに上がった。
もうそこからは皆さんほとんどの方が
ご存知でしょう
5月11日の日本武道館大会 小橋さんの引退された日です。
SUWAさんは大けがを負いました。
そしてSUWAさんの付き人で来ていた
自分がSUWAさんの代役で
5月12日方舟新章からノアのリングに上がりました
マイバッハSUWAJrとして。
SUWAさんからバトンを受け継ぐように
事実は小説より奇なり
といいますが
日本武道館には不思議な力、縁があるんですかね?
あの日、自分は雨が降っていなければ
SUWAさんから頼まれた仕事があり
武道館にいませんでした。
SUWAさんから試合の話やプロレスの話は
多くは聞いた事はありませんでしたが
三沢さんへの恩義がある事や
ノアのために
ノアの力になるために
戻った事は聞いていました
そんなSUWAさんの気持ちを引き継いで
自分はノアで闘っています
プロレスへの気持ちが
消えかけた自分でしたが
こうした縁があり
あの方舟新章
丸藤さん、小川さんとの試合でした
ノアの代名詞ともいえる二人との試合で
自分の中で消えかけていた炎みたいなのが
大きく燃え上がるのを感じました
ノアの凄さ、魅力
見ているだけじゃ我慢できない
もっと試合がしたいと
SUWAさんの想いを背負う代役として
だけでなく大原はじめ個人としても
ノアのリングで闘いたいという
想いが溢れました
振り返ると運命なのか縁なのか
不思議な力で導かれたような気がしてなりません
初めてプロレスを知った見たのが
日本武道館大会での
三沢さんのタイトルマッチ
ノアに参戦するきっかけが日本武道館
そして初めて日本武道館での試合は
コロナ陽性反応による
欠場からの復帰戦です
自分にとって大きなターニングポイントが
日本武道館大会にはある思います
きっと自分だけでなく全選手、スタッフ
お客さんそれぞれが
2月12日 今度の日本武道館大会
いろいろな想いや人生ドラマがあるのだと思います
当日、どんな気持ちになるのだろう
どんな景色に会えるのだろう
そういえばSUWAさん
日本武道館あの日
最後の試合の相手の1人が
小峠でしたね…
日本武道館
自分が闘うメンバーに
小峠。
非常に楽しみです
また最高のリング
ノアのリングで
エンジン全開で
ムイビエンな姿を生き様をみせます
皆さん日本武道館大会
楽しみましょうね
というわけで
今日もムイビエン
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