平野 響｜ひらのひびき(フードアナリスト)オフィシャルブログ

つい先日、我が家でホームパーティーをしました。
といっても、３組の家族が集まる小規模なもの。
大量の食材を捌いていく大人数のパーティーと違い、いつもよりちょっと手間をかけてお料理する時間が楽しくて。

さて、ホームパーティーでの「おもてなし＆お料理のコツ」も第三回目となりました。
前二回は「準備は二日かける」「ご馳走感＆非日常感の演出」についてお話ししましたが、今回はずばり「手抜き」について笑

【ごち美人道】その12：ホームパーティーのすすめ。おもてなし＆お料理のコツとは？①
【ごち美人道】その21：ホームパーティーのすすめ。おもてなし＆お料理のコツとは？②

今回のメニューは五品。
・トマトとグレープフルーツ、生ハムのサラダ
・かぼちゃの冷製スープ、コンソメゼリーと共に
・サーモンといかのフリット、たっぷりタルタルソース
・牛のたたきとクレソン、バルサミコソース
・きのこのオレキエッテグラタン




「手抜き」のコツは、２つ。
食感や盛りつけには手をかける。市販品や冷蔵庫の残り物を上手に利用し手を抜く。

今回の頑張りどころは、スープの下にコンソメゼリーを仕込むこと、サラダに使うトマトは湯剥きすること、牛肉を丁寧に焼くこと。以上です。

反対に手抜きは、フリットの粉は最近発売された「フリット用ミックス」を利用、バルサミコソースの甘さは冷蔵庫あった「残り物のマーマレード」を利用、グラタンは「キャンベルのマッシュルームスープ」を利用。

どうでしょうか？普段の食事よりは頑張っているけど、おもてなしというには手抜きかしら？
でもこの「手抜き」は思いつかなければできないこと。それは日頃のちょっとした気付きから。

・冷蔵庫に何が入っているか把握していること。
・スーパーで買い物する時には、新製品などもチェックすること。
・外食した時には、食感や盛りつけなどに注目すること。
・なんでも専用調味料を買うのではなく、普段からシンプルな食材・調味料の組み合わせを実験してみること。

多分これは誰にでもできることですよね。
そして普段の食卓にも、もちろん役立ちます。

本当に手を抜きたい部分は「悩む時間」なのかもしれませんね。
料理することは結構しんどい…そんな私だから手抜き万歳！
手抜きはしても愛情かけて作り、そして一緒に食べることを楽しむことが、なによりのご馳走だと思います。