新たな旅立ち
皆様にご報告をさせて頂きます。
今シーズンをもってAC長野パルセイロを退団することとなりました。
2008年から2016年までの9年間、この長野で多くの方々と出会い、苦しい時も楽しい時も共に分かち合い、共に夢を見る事が出来た事を誇りに思います。
2008年、松本山雅FCから移籍をする決断をした時、サポーター、選手、スタッフ、スポンサーの皆さんが温かく迎えてくれたのが本当に嬉しかったのを思い出します。「長野で最も愛され、最も憎まれる男」と言われた僕がキャプテンをやり、引退した後もクラブ初となるアンバサダーとして声をかけて頂き、認めてもらえたことが本当に嬉しかったです。
移籍初年度、パルセイロを応援してくれるサポーターは本当にごくごく僅かでした。
それが今では素晴らしいスタジアム、多くのサポーターに囲まれるクラブへと成長してきました。チラシ配りやポスター貼り、普及活動が少しずつ根付いてきて、昨年1万人の動員を記録した時、移籍当初の風景とダブらせながら、こみ上げてくるものがあったことを昨日のように思い出します。
パルセイロでの思い出を上げれば切りがありませんが、AC長野パルセイロの人間としてこの9年間、誰よりも多く、子ども達や地域の方々、サポーターである皆さんと直接触れ合うことが出来たという自負があります。その中で様々な喜びや悲しみをたくさん共有できた事こそが思い出であり、またかけがえのない僕の財産です。
これからの具体的な道はまだ決めていません。しかし、僕はサッカーというスポーツに育ててもらいました。今までと違った角度から景色を眺め、そして今までと同じようにスポーツを通じて、信州を盛り上げていくような活動が出来ればいいなと思っています。
最後になりますが、AC長野パルセイロというチームもまだまだこれからもっともっと大きくなるクラブだと思います。これからも皆さんの力が必要です。是非力を貸してください。
そして、僕自身も今年は大きな挑戦の年になります。パルセイロのアンバサダーとしてではないですが、土橋宏由樹としても応援してもらえたら嬉しいです。また皆さんとお会いできる機会があることを楽しみにしています。
9年間、本当に大きな大きなご声援ありがとうございました。
「地域に夢を~enjoy football~」!
AC長野パルセイロ アンバサダー 土橋宏由樹