ダイエット成功の鍵になる、カロリーのある栄養素とは?
78kgからマイナス24kgのダイエットに成功したトータルダイエットカウンセラーの大西ひとみです。
身体が太ってしまう、痩せてしまうを大きく左右するのがカロリーある栄養素。
カロリーのある栄養素は三大栄養素と呼ばれるもので、タンパク質、炭水化物(糖質)、脂質の3つの栄養素になります。
三大栄養素は生命の維持には欠かせない栄養素でもあります。
今日は、この3大栄養素の基本的な役割についてお話ししたいと思います。
<タンパク質:身体を作る栄養素>
たんぱく質は英語では「プロテイン」と言います。これはギリシャ語の「第1に撮るべきもの」と言う意味からきています。身体を作る栄養素です。筋肉の維持や増加に必要不可欠な栄養素で、この筋肉量が基礎代謝量を大きく変えます。タンパク質は身体の中で最終的に、アミノ酸と呼ばれるものに分解されます。アミノ酸は、髪、爪、内臓、筋肉などの主成分でもあり、ホルモンや酵素などを作るのにも欠かせません。
私たちの身体を構成するアミノ酸は、おもに20種類。体内で作り出せない8種類(子供の場合は9種類)の「必須アミノ酸」と、体内で作りだせる11種類の「非必須アミノ酸」に分けられます。身体で作れない必須アミノ酸は食事から摂取する必要があります。
食品に含まれるタンパク質は、身体を作るタンパク質の原料として使われるだけでなく、糖質(グリコーゲン)が不足した時に1g、4kcalのエネルギーを供給するエネルギー源となります。
ホルモンや酵素に使われるアミノ酸の入れ替わりは速く、常に十分な量のタンパク質を摂取することが大切です。酵素やホルモンは体内のあらゆる機能に欠かせないだけでなく、ダイエットにも大きな影響を及ぼします。
タンパク質は三大栄養素の中で最も食後に身体を温める働きが大きい栄養素でもあります。
タンパク質は糖質や脂質のように、摂取しすぎた時に体内に蓄えておくことができません。余分なものは分解され、最終的には尿素となって尿と共に体外に排出されます。タンパク質おとりすが続くと尿素を作っている腎臓に負担をかけてしまいます。
タンパク質は主に肉類、魚類、卵から摂取することができます。
<炭水化物(糖質):身体と脳のエネルギー源>
炭水化物を摂取すると体内で消化吸収されて血中で糖となり、この糖が身体や脳の活動に欠かせないエネルギー源になります。消化吸収された炭水化物は、肝臓で消化・分解された糖質は血糖(血液中に存在するブドウ糖)として体内を循環してエネルギーを供給します。糖質が分解されてできたブドウ糖は血液中に一定の濃度で溶け出し、残りは肝臓で「グリコーゲン」に作り変えられ肝臓や筋肉に蓄えられます。血液中のブドウ糖が不足した時には、再分解されて全身に送られて利用されます。
炭水化物は不足すると生命活動を維持することができなくなりますが、過剰に摂取した分は脂肪細胞に中性脂肪として蓄積されてしまいます。だからと言って過剰に炭水化物の摂取を我慢したりすると血液中の糖が少なくなり、イライラしたり、集中力が欠けたりしてしまいます。
食品に含まれる炭水化物は1g、4kcalのエネルギー源を供給します。
また、炭水化物は糖と食物繊維に分類できます。栄養成分の表示がある場合は、「炭水化物」とだけ書いてあることも、「糖」・「食物繊維」と書いてあることもあります。糖が体と脳のガソリンであるのに対し、食物繊維には、満腹感を与えたり、便秘を予防したり、大腸の善玉菌の環境を整える働きがあります。
炭水化物は主に麺類、パン類、イモ類、穀類に多く含まれています。
<脂質:脳の機能とビタミンの運び屋さん>
脂質は脳の正常機能にも必要な栄養素であるだけでなく、食事の消化・吸収、脂溶性ビタミンの運搬、ホルモンの原料になったり、細胞膜の成分となったりと欠かせない栄養素です。臓器、神経、骨などを守ったり、体温等を正常に整える役割があります。
脂質には植物性油のように、室内で液体状になるものと、バターやラードのように固体になるものがあります。脂質は1g、9kcalのエネルギー源があります。
脂質には飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸があります。不飽和脂肪酸(青魚、ナッツ類、オリーブオイル、ごま油など)は酸化されやすいので抗酸化作用のあるビタミン Eやβカロテン、ビタミンCなどと一緒に摂ることが大切です。
脂質は水に溶けないのでそのままでは血液中に取り込めません。そのため様々な物質と結びついて存在しています。体内の脂質は、血液やリンパ液に含まれる「循環脂質」、脂肪細胞や肝臓膜に貯蔵されている「貯蔵脂質」、細胞膜や脳神経細胞の「構造脂質」の3つに大きく分けられます。
脂質は主に油と脂して認識されているものに多く含まれています。
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