【非常識な記録】
以前、アメリカの『ライフ』という雑誌に面白い企画が載っていました。それは「この1000年で最も重要な功績を残した世界の人物100人」を紹介するという企画。そこには、ウォルト・ディズニーやトーマス・エジソンなど誰でも知っているような偉業を成し遂げた人物が掲載されていました。
その中で、唯一陸上選手で名前を載せているロジャー・バニスターという人物が。このロジャーさんが何をした人かというと当時は不可能と言われていた「1マイルを4分以内で走る」という偉業を成し遂げた人です。
1マイル(1609m)を4分以内で走ることは「1マイル4分の壁」と呼ばれており、「人間が走ることは物理的に不可能」「4分の壁を超えた場合肉体が崩壊する」と言われていました。しかし、当時医学部の学生だったロジャーさんはトレーニングに科学的な手法を取り込み効果的な練習を開始。そして、1954年に1マイルを3分59秒4で走破。見事人類で最初に「1マイル4分の壁」を破りました。
これだけなら、ロジャーさんが特別早かっただけの話なのですが、それから不思議なことが起こりました。なんと、ロジャーさんが「1マイル4分の壁」を突破した1年後以内に23人が「1マイル4分の壁」を突破したのです。専門家によっては、達成者が現れたことで「1マイルを4分以内で走れない」という【思い込みが解消された】ためという分析をしています。
他にも興味深い話があります。それは「今の日本の高校生陸上記録は、1908年のオリンピックの金メダリスト以上」というもの。
実際に調べてみると以下のようになりました。
・1908年のロンドンオリンピックの金メダリストのタイム
100m 10秒8
フルマラソン 2時間55分18秒
・現在の高校生の日本記録
100m 10秒1
フルマラソン 2時間24分24秒
もちろん、栄養環境やシューズの性能が向上したということはあるでしょう。ただ、それにしても、オリンピックの金メダリストの記録を学業に従事しながら練習する高校生が「20分以上塗り替える」というのは信じがたいことです。
専門家によれば、「効果的な練習方法が開発され、それを実践したことが大きな要因」と分析をしています。
つまり、「思い込みを解消する」「効果的な練習方法を実践する」ということをすれば、非常識と呼ばれる記録を出すことができるわけです。陸上に限らず、他の分野でも同様です。
例えば、バイオリンの世界では、チャイコフスキーが1878年に作った『バイオリン協奏曲』はその当時の著名なバイオリニスト「弾くことが不可能」と言われていました。しかし、現在は音大を卒業できる技量のある若手バイオリニストなら、この曲を演奏することができます。
このことは睡眠についても言えます。実際Nature sleepでは、「睡眠に思い込みを解消する」「睡眠に関する効果的な練習方法を実践する」ことで、多くの方を「平均睡眠時間3時間以下」状態まで導いています。
「陸上競技や楽器の演奏のように睡眠もうまくなるの?」と疑問に思われる方もいるかもしれません。少しでも疑問に思われた方はNature sleepの理論を試されてみてください。
多くの方が、朝の目覚めの良さに驚くと思います。
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