【朝練と睡眠と成長ホルモン】
寝ている間に成長ホルモンを受けて、
寝ている間に育つという理論であれば、
成長期の子供を朝練に行かせるのは、
フィジカル面において、正解と言えないと思います。
ただ、朝練に参加している野球部の子どもたちほど、
ガタイが良くなっていますし、健康的だったりします。
これでは寝ている間に成長するという理論と、
逆の現象が起こっています。
成長ホルモンが機能発現する
(つまり成長ホルモンを受けて、成長という結果を出す)
ためには、副腎皮質ホルモンや、アミノ酸誘導体ホルモンといったものも
同時に受ける必要があります。
副腎皮質ホルモンは、主に起床時〜朝に分泌されます。
アミノ酸誘導体ホルモンを分かりやすく言うと、
アドレナリンやノルアドレナリン、メラトニンというものになり、
これらは睡眠中にはほとんど出ず、覚醒中に分泌されるのは
容易に想像できると思います。
朝はステロイドホルモンもありますし、
太陽が出ている時間に朝練をするのであれば、メラトニンの
効能も受けることが期待できるでしょう。
こういった理由からも、寝る子は育つというよりも、
寝ているよりも、朝練や早朝ランニングなどをしたほうが、
成長するという理論につながっていきます。
他にも早起きしたほうが、成長や健康に良い情報がありますので、
気になる方はこちらよりいつでも気軽にご連絡下さい。
堀 大輔