【90分サイクルだと、本当に気持ち良く起きられるの??】
職業柄「寝起きを良くしたい」と、よく言われます。
ここでよく言われるのが、“90分サイクル”で起きればいいという説です。
どんな説かといいますと
通称レム睡眠とノンレム睡眠が交互にやってきて、レム睡眠時に起きるとスッキリ起きられる事が言われています。
そして、レム睡眠が来るのが90分おきなので、そのタイミングで起床するように90分後、180分後、270分後、360分後…と、目覚ましをセットすれば気持ちよく起きれるというものです。
残念ながら、このサイクルによって起きて気持よく起きられているという方に出会った事が、私はあまりありません(´・ω・`)
幾つか理由がありますが、今回はその1つをご紹介させていただきます。
ノンレムからレムに移行する時間が90分というお話ですが
そもそも、身長も、体重も、食べるものも、住んでいるところも違う、地球に住んでいる人類が
90分刻みのサイクルを1分も違わず繰り返していると考えるのは難しいです。
しかも、個人にしても、その日の体調によってサイクルは変わります。
だから、90分起きに来ると思っていたサイクルから外れて、ノンレム睡眠の最中に目覚まし時計がなると猛烈に起きにくいのです。
他方でNature sleepの受講生は、70分とか110分など適当な睡眠時間をとっているのにも関わらず、「気持よく起きられるようになった!」と良く言っていただきます。
寝起きというのは本来、自然界において、自力で調整をしていたものですので、Nature sleepおいては、90分サイクルではなく、自力で調整できるようにもともととっていた睡眠に戻しているのです。だから、目覚まし時計にも頼りません。
逆に言えば、90分サイクルで目覚ましをかければ良いと思っている限り、気持ちのよい目覚めは手に入らないと考えていただいて結構です。
頼って居るものを手放すことから、気持ちの良い寝起きは手にはいるのかもしれません。
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堀 大輔