親子の会話
元プロ野球選手の親父と高校で野球をやっている息子との会話の中で
「野球をやっている限り、ずーと元プロ野球選手の息子というプレッシャーを感じながらやらなければならない。けっこう辛いものがある!俺の気持ちなんか分かんねーだろう・・」
親父から野球を薦めたわけでなく自分から小学一年生から始めてくれた。
足も速くバネもある。中学もクラブチーム(シニア)で3年間、続けてくれた。
親父は嬉しかった❗
『俺と比較されて苦しい思うなら、いつでも辞めて貰ってけっこうだ!野球を続けている以上いつも付きまとうプレッシャーとどう向き合うかだ・・
"親父を越えてやる!"という向き合い方もあるぞ!』
「俺にはそんな才能なんかないよ‼」
『俺もお前に才能があるとは思っていない。足が速い、バネがある、は身体能力で野球の才能とは違う。俺だって今まで才能がある、と思ったことなど一度もない!
長嶋さん王さん、秋山、工藤も・・沢山のプロ野球選手が"俺には才能がある"と思ってプレーして来た選手は少ないぞ!
才能がない・・だけど野球をしたい。上手になりたい!競争に勝ちたい❕相手に勝ちたい❗と、強く思ってひたすら練習をして来た!
指導者や恩師の助けをかりながら・・・
現状レギュラーになれないのであれば、プレッシャーを感じるより、チームメイトとの競争に、目の前の相手に勝つことを考えるべきだ。
競争に勝つために、何が勝っていて、何が足りないのか考えろ❗技術理論を考えろ❗今までさんざん伝えて来たぞ❗
そして、体を動かせ❗
その反復練習が習慣になるまで・・❗
それ以外に上達の方法はない❗
努力するという才能が一番大切だ❗
その強い気持ちが持てなければ、野球を辞めるべきだ。
しかし野球を続けていけば、工夫すること、研究すること、観察することは身に付く❗
たとえいつか野球を辞めても、身に付けたものと、同じ釜の飯を食べ苦楽を共にした仲間はお前の将来の財産となって行く❗
何をやってもプレッシャーは付き物だ。
みんな、"自分は下手だ"からスタートしている‼』
五月上旬の会話であったが、野球を辞めた、という便りはまだ、届いていない・・・・・・・