東京
いよいよ明日は、舞台《エン*ゲキ#01 君との距離は100億光年》公演初日を迎えます。
企画から立ち上げ、構成・脚本・演出、そして、主演にグッズデザインetc…。全てに関わらせて頂き、まさしく池田純矢の分身とも子供とも言えるような作品で御座います。
やるべき事はやり尽くしたと、思っております。
心強いキャスト、スタッフの方々に支えて頂き、ひとつの作品を仕上げる事が出来たと信じています。
日々の稽古でも、其々の演者の心の内を溶かすような堪らなく迸るようなお芝居を観れて、更にスタッフ陣の磨き上げた技術の粋がこれでもか!と底上げしてくれる。
なかなか言葉では説明し辛いのですが…何だか僕一人ては到底想像し得なかったトンデモナイ物になっていく感覚があります。
後はただ”面白い”を皆様に届けるのみ。是非とも楽しみにして頂ければ、と思います。
私事ですが、今年2015年は、僕がこの業界に足を踏み入れて丸9年となります。そう、10年目yearなのです。
ホップステップジャンプの一番大切な「ホップ」の時だと思ってます。
そんな節目のこの年に、こんなに素敵な作品が作れる事、とっても幸せに思います。
あの頃は、ただただ芝居がしたくて、でも右も左も分からなくて。せまーい部屋の中でエチュード一人芝居をしてみたり、仲間とアドリブ芝居で掛け合いをしたり。
まあ1円にもならない事に日々情熱を注いでました。
で、時が経って思うのは…。
僕はあの頃から何も変わってないという事です。
ただただ芝居が好きで、面白い事をしたくて。変わらず今、こうして同じように面白い事を求めて芝居をしてます。変わった事と言えば、やってるステージがちょっぴり変わり、4畳半から劇場や映像の中になったと言うことぐらいで。
ああ、幸せだ。
そして、今年は、君距離だけで無く様々な動きがあります。
仕事としても、人としても。池田純矢的には忘れられない、大切な年になります。
何十年後かに自分の人生を振り返った時、2015年は外せないターニングポイントだと。
そう言えば先日、とある場所から東京の街を見下ろしました。
意気揚々と心を躍らせて上京してきたあの日も、挫折して燻っていたあの部屋も、喜んで泣いたあの公園も、絶望で自暴自棄になってたあの店も、心から誓ったあの場所も、そして、今の自分も。
何だか全部が覗けた気がして、いろんな事があったな、と。
東京という街で生きているんだな、と。
何だかよく分からない物がぐっと込み上げてきたのです。
で、しみじみと、幸せだと感じました。
はい、恥ずかしいしクッサイのでこの話はこれぐらいで終わりましょう。笑
まあ、何が何なのかと言いますとですね、今しかない、今この瞬間の池田純矢をみてください。とか言えたらカッコいいな、なんて思いました。
様々な出会いに、導いてくれた人に、環境に、今に、心から感謝して、まずは目の前の作品に全力で!
頑張ります。
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