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エン*ゲキ#03 ザ・池田屋!


みなさまこんにちは。久々のブログで御座います。もはや年一回レベルの行事となりつつあるこのブログですが、停止はしておりません。一応、生きてはいます。笑

昨今は長々と文字を書き連ねるよりもツイッターやなんかのサクッと読めてしまう媒体の方が伝わりやすかったりしますものね。と言う、この枕話を書いている時点でもう140字は超えております。そう言うのを気にせず只々垂れ流すだけの文もたまには良いのではないでしょうか。


文字を書く、と言えば。いま新たに文字を書くお仕事をしております。これまで挑戦してこなかった新しいタイプの…と言うのを何処ぞやで言った気もしますが、はい。楽しんでやっております。恐らく何かしらの情報は近々お伝え出来るのではないでしょうか。皆様にお知らせする日が楽しみです。


さて、今日は先日お陰様で無事に千穐楽を終えた「エン*ゲキ#03 ザ・池田屋!」の話をば、少々書かせて頂ければと思い、筆…ではなく電子端末をとった次第にございます。

舞台演劇を上演するまでにはかなりの長い準備期間を伴います。今日やろうと言って来月出来る訳ではありません。

各団体様、それぞれのペースはもちろんあるとは思いますが、うちでは大体、一年半ほど前から動き始めます。

池田屋で言えば、プロットを出したのは確か一昨年の11月頃でしょうか。前作スター☆ピープルズ‼︎の稽古前あたりにGOが出た事を覚えています。

所謂、構想〇〇年!で言えば更に遡る事になりますが、この場では割愛しましょう。

しかしまぁ気が早い、と思われるかも知れませんが、充分に準備をしようと思えば…実はこれでもまだまだ足りないくらいなのです。

そんな時期に動き出した池田屋ですが、実際に上演するに当たって本当に様々な方が関わって下さいます。

私が台本を書き、それと平行してプロデューサー氏と企画書を作る所から始まり、完成すると直ぐさまスタッフ陣のブッキング、お借りする劇場の皆様、宣伝チームや美術チームとはこの辺りから打ち合わせが始まります。続いてキャスティング業務、各事務所スタッフの皆様との打ち合わせ、役者との面談、舞台美術の創作に、衣装部、メイク部とのビジュアル会議、音楽家への楽曲オーダー、舞台監督との詳細な日程決め、予算会議、スチールカメラマンと美術部でポスターデザインやグッズチームとの打ち合わせ、照明部、音響部への発注やオーダー、まだまだ、稽古場や大道具・小道具のあれやこれ、殺陣付けに振り付けDVD製作etc…この膨大な量の会議を各セクションとも一回や二回でなく何度も繰り返し擦り合わせ、改善し、研磨する作業が延々と続きます。はい、一年半じゃとても足りないですね。

更には実際に役者が入って稽古が始まると、あれもこうしたい、これもこうしたい、とワガママは止まりません…!

長々と書いてまいりましたが、作品に携わる全ての方は、とんでもない数のオーダーをこなし、更にはブラッシュアップし、僕の理想と言う名のワガママを実現させる為に限りない労力を惜しみなく注いでくれる。こんなにも幸せな事はありません。

お客様に届く目に見える全て、耳に聴こえる全て、心に溢れる全ては、こうして数えきれないほど沢山の方々の汗と血と涙の結晶なので御座います。

もし、この作品を観て楽しかった、素敵だったと思ってくださるならば、どうかその拍手を作品に関わる全ての人へ送って頂けますと、我々カンパニー一同はすこぶる嬉しく思います。


僕の抱くスタッフ陣への熱い想いは、公演パンフレット《裏》の方に多少なりとも書かせて頂けましたので…とは言え公演が終わったいま、まだまだいくらでも感謝の言葉は足りませんし、あのパンフレットに載っていない、沢山のスタッフへの感謝も何処かしらで改めて口にしたい。と思っておりますが、それを全てここに書くと太陽が三度昇っても終わらなさそうなので…今日の所は!こちらのブログでは、役者陣について少しだけ。


・河合拳士朗

スタピ☆の時は稽古場代役として輝いてくれました。心意気と熱い芝居魂は誰にも負けない、その強さが欲しくて、一緒に板の上で芝居がしたいと思いました。大変な事も沢山あるだろうけど、これからも熱い男でいて欲しい


・鈴木一

同じくスタピ☆の時から頑張ってくれてるイッチー。器用で上手くこなせる武器はこれからも磨いて、どんどん色んな現場で活躍して欲しい。また出逢える日をたのしみにしてます


・久田悠貴

ひっさーとは今回初めましてだったけど、こんなにも素敵な男を今まで知らなかった事に驚愕。アクションのキレだけじゃなく、お芝居にも鋭さがあって、今作を彩ってくれました


・北村海

お芝居に対しては貪欲で、欲しがりで、パワーがあって、だけど心は誰よりも謙虚で、繊細で、人想いの素敵な方。かいくんの、そこに生きてるんだ!と言う迫力が最高でした


・松尾貴史

キッチュさん!大好きキッチュさん!初めて出逢った頃からずっと変わらず、良い意味で壁のない、揺蕩うような大らかな人柄で、なのにピリリと何処か辛味のある、そんな役者に僕もなりたい。ずっと、いつかエン*ゲキシリーズでもご一緒したいです!と言い続け、念願叶ってそのお力を貸して頂けた本作。野心家で思想家で、だけどどこか憎めない愛らしい宮部鼎蔵を有難うございます


・オラキオ

オラさんには気が付けば#01の時からずっとお世話になっていますね。だけどやっぱり、稽古場でも板の上でも、オラさんの魅力はオラさんにしか出せない。だからこの人と一緒にお仕事がしたいんだ!と胸を張って全力で言える。そんな人と出逢えて幸せです


・透水さらさ

前作のスタピ☆では頭脳明晰なヒロインを。そして今作では打って変わってパーティピーポーな外国人。生き生きと水を得た魚の様に楽しく踊るゆきえちゃんを観れて心底ホッとしました。これからも力を貸してください。やっぱあんたすげぇよ


・河原田巧也

北添役は本当に大変だったと思います。なんせ21公演、あの高さの階段を転げ落ちるなんて正気の沙汰では御座いません!笑←お前が言うな

しかし、体全体から溢れるあの野性味はたーにしか出せない唯一無二の存在感でした。ありがとう!


・米原幸佑

キャッチフレーズのハイテンション・ハイテンポ・コメディを全身全霊で体現していたMVPは正に貴方にこそ相応しい!ブレーキの壊れたF1マシンの様に命知らずに走り続けるこうちゃんに引っ張られ、層がまた一段と厚くなったと確信してます。魁先生こと藤堂平助をこうちゃんの代表役!と勝手に呼ばせてください


・中島早貴

「私、芝居が好きなんです」初めて会った日にそう熱く語った君の目を僕は忘れません。この子なら大丈夫、と信じてかなりキツい事も言ったと思います。相当苦労もさせただろうと思います。僕の居ない所で泣いてた話も聞きました。本当にごめんなさい。でも、やっぱり乗り越えて、想像以上に高く跳んでくれた君を信じてよかったと心から思えました。ありがとう!絶対いい女優さんになる!間違いない!


・松島庄汰

今作の沖田総司、と言う男には甘酸っぱい理想論を詰め込みました。普通の人が言ってもどこか綺麗事で、文字にしてみても掴み所のないふわふわとした言葉たち。でもどうしても僕はそれが嘘じゃなく誠になる瞬間を見たかった。新選組が抱いた…かも知れない夢をこの男に重ねたかった。舞台袖から板の上を見つめる僕の目には、ちゃんと沖田総司が映りました。その瞬間、確かに。ああ、これが見たかったんだと思わず涙が溢れました。本当にありがとう


・鈴木勝吾

僕の知る限り、ここまで過酷な役を見た事が無い。体力も精神力も、並みの人間ならとうに壊れて果ててしまう物量の中で、何よりも小さい事にこだわり、吉田稔麿と言う人間を誰よりも愛し、この世に産みおとしてくれた奇跡に感謝しかない。僕は君と友達で良かったと心底思えたし、僕は君と仕事が出来る人間で良かったと心底思いました。人生に於いてこれ程までに心が揺れ動く瞬間に何度であえるのか。言葉で書き連ねても、その一端も表現出来ないけど…強いて言うなら、あのハイタッチを死ぬ頃きっと思い出すよって事です。どうかこれからも一緒に夢を見よう



本当に長々と書いてしまいました。いま、僕の目には朝陽が昇るのが見えております。わお。気がついたらチュンチュンと朝鳥も鳴いております。流石にもう、ね。この辺りで終わるとしましょう。この続きはまたいつの日か。


最後に。そんな最高のスタッフ陣・キャスト陣一同が心底魂を注いだのは…貴方の為です。他の誰でもない貴方が、たったひとりが、エンターテインメントの世界に触れて、楽しかった!と言って頂く。それだけの為です。

なんの生産性もない、芝居なんて無くても生きていける。だけど、それでも、僕らはそんな小さな楽しみを届ける為に文字通り嘘偽りなく命を削るのです。

その人生の一瞬の煌めきが交差する時、人は生を感じられたりするのでは無いでしょうか。いや、それは大袈裟かもしれません。

だけど、そんな事を夢見て、僕らは今日もエンターテインメントに向き合います。いつか胸を張ってそう言える日が来るまで。


それではみなさま。おやすみなさい。


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池田純矢|いけだじゅんや(俳優)プロフィール

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池田純矢(いけだじゅんや)
身長・体重:171cm・59kg
生年月日:1992年10月27日
出身地:大阪府

【経歴】
2006年、第19回JUNONボーイコンテストにて、準グランプリを受賞しデビュー。
その後、「花ざかりの君たちへ〜イケメン♂パラダイス〜」「斉藤さん」「DIVE!!」など数々のドラマ、映画に出演。
2011年スーパー戦隊35年記念作品「海賊戦隊ゴーカイジャー」のゴーカイシルバー/伊狩鎧 役で注目を集める。
2012年から舞台作品にも積極的に参加し、代表作に「ミュージカル薄桜鬼」シリーズ等。
また、2013年には「銀河機攻隊マジェスティックプリンス」にて主人公の一人を演じ、声優としてのキャリアもスタートさせた。
他代表作に「牙狼〜闇を照らす者〜」などがある。

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