生霊
ある女性の浄化をしているときの事
鈴を鳴らし始めると、念がまるで襲いかかるように周囲に現れては消えるを繰り返し始める
本人の中からではなく、周囲に囲むようにあらわれるのはめずらしい・・・
私の場合波動を網の目のようにその人の周囲含めて何度も通すところから始めるのですが
その段階で押し出されるように出てくるものの一つが念
その場で形態を成せなくなり溶けるように拡散していくものもあれば
たまらず飛び出すように一方向に消えていくものもある
凝り固まるように大きな形のまま浮き出すが気を緩めると一瞬で引き戻ろうとするものなど様々。
(こうして言葉にするとイメージしやすいと思いますが
あくまで例えるならとしての言葉ですので、実際のそれとは多少違うと思いますが)
その女性は長年ある問題に悩まされていました
大きな争い事に巻き込まれ、弁護士を立てて長い間法的に争っていました
アドバイスも含め私のところにも何度も訪れており
何年ものあいだ、何度も浄化もしてきました。
ある時は術師でなければできない呪い的なものを背負ってこられた事もあり
肉体的にも精神的にも、家族含めて追い込まれていましたが
確実に勝ちますから大丈夫と伝え続けました
先日お会いした時、目が別人のように穏やかで
「顔が穏やかですね、決着つきましたか?」と聞くと
「はい」 と本当に良い笑顔となっていました。
判決は相手側の言い分を100%退けた形で終えたとの事でした。
最後に一区切りつけたいのでもう一度浄化をしてください、と言うことで準備をし
鈴を鳴らし始めた瞬間から冒頭の状態
それらが全て消え去るまで浄化をした後、本人に波動を通す
その時私の頭の上から真っ黒い女性の顔がスッと現れ
逆さのままものすごい形相で上から襲い掛かるように睨まれる
距離にして30㎝ほどとおもいますのでかなり目の前の感覚です。
ショートの髪の毛が逆さに逆立ち私に触れそうな状態・・・
3秒ほどで粒子に拡散するように上に消えていきました。
そう、生霊でした。
隙あらばの危ない状態だったという事です。
まあここまで姿を成しているという事は
普段は常に横になっているほど原因不明の疲労感に襲われているはずです。
理由は言わずとも・・・ですね。
誰にも自分なりの正義があると思います
ひとそれぞれの尺度や、その業界や世界の倫理もあります
時には通らぬ道理を無理やり通している事があります
仕方なくそのままにしてしまう事が世の中にはあるからです
しかしどう考えても通らぬ道理、結局いつかそのしわ寄せを戻す時がくるのです
霊より念のほうが怖いのは
人は思い出す度にその時の感情が蘇り
その時と同じ怒りを呼び戻す力があるからで
問題は、対立しているときの受ける側の心の防御が
時とともに無くなって行くからで
さらに言えば年とともに肉体は衰えていくため
長年繰り返される、思い出した時に飛ばされる生霊の呪いが
蓄積していくことで現れる病や持病と変化してしまうこと。
それを避ける術をそれぞれの魂が持っている事を知ってください。
合掌 浄霊師 神島千尋