心霊シーズンの意味
毎年言っておりますが、お盆を境に前後1ヶ月ほどは心霊の世界もにぎやかになります。
霊はもともと人としてこの世界のいたことからその国の風土や信仰の違いはあれど
その習慣の中で自分の時代と言う歴史を積み重ねました。
その中で例えば浮かばれぬ思いであったり、恨みや憎しみが強すぎたり等様々な心境の結果
その無念が心を覆いつくし支配してしまえば本来戻る道など視えるはずもなく
さりとて誰にも気づいてもらえず苦は膨らむばかり・・・
また戻るべき流れに居る魂も、そちらに感謝を持たぬ末裔の自己中心的なふるまいや
貪るような日常であるべからずと常に諭し憂いの中にあって
唯一意識が通じる瞬間がこの時期なのです。
お盆が近くなると、お墓掃除の時期やお仏壇などを思い出す事が多くなります
心で想う事はご先祖様も含めすべてに繋がっています。
極端な言い方をすれば、普段一切顔も向けないし話もきかないし意識すらしてもらえない側としたら
「こちらに意識を向けて思い出してくれている」と言う瞬間をどれほど嬉しいと思うでしょう!
この期を逃したらもう二度と伝わらない・・・
そう思うからこそにぎやかになるのは当然のことで
この世界にいるすべての方々それぞれに同じ事が起こる訳です。
さて、全てにつながるという事は誰にも隠し事ができないという事で
「面倒だな・・・」などと言う気持ちもそのまま届いています。
「思い出した時がそれをする時」と言う言葉はとても大切で
思い出したのは自分ではなく、そちらの方々が伝えている事を
自分で分かるように自分の脳で転換した瞬間なのです。
現在新型コロナウイルスの影響で帰省自粛される方も多いと思います
眼を閉じ手を合わせるならば、そこがどこでも心は思い描く場所に届きます。
そんな時間を大切にしてください。
合掌 浄霊師 神島千尋