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現れた眼

kazahana45861

 

 

その一族の浮かばれぬ想いを浄化し始めた瞬間から
声も聞こえないほどの大雨が周囲を包んだ

 

 


その施設は古く、祭壇はあれど長い間置きっぱなしにされた遺影は
額はあるものの、表面のガラスは無く
むき出しの写真は日常生活のつゆや油が表面を覆い
写真であったどうかも分からない茶色の紙となっていた

その額の前で、一生懸命生前の話をしてくれる方々・・・
まだ幼い子供でした。
他にも多くの関係者が亡くなっていて
その施設では首のない男性が立っていたり
声が聞こえるなど頻繁に起こっているとのこと。


その施設に向かいながらすでにその流れは始まっていた
ナビが何度検索してもまったく違うところを差し
現着すれどそこは全く何もない車が一打やっと通れる
山中のコーナーの真ん中であったり
やっと新しく目的地を表したと思えばそこに行く道が
存在していなかったり・・・


浄霊師の仕事をそれなりに長くしているが
ここまで迷わされることははじめてのことでした。


電話で連絡を取り合い、結局先方の関係者が迎えにきてくれた

施設に入るや否や、背中に激痛・・・


本来私はそれほど受けるタイプではないのだが
ものすごい勢いの訴え、それも複数の無念が
その強さを物語っていた。


年齢も性別も時期も違いながら、皆同じ亡くなり方ということで
尋常ではない繰り返しに施設関係者皆さん不安になっていた

お札やお守りふくめそれらを祀るところに遺影もあり
建物含め全て一度浄化し、流れをゼロから通しなおすことにし
一度祭壇上のものを別卓にうつし
まっさらな布をそれぞれが持ち、一つ一つすべて綺麗にふきあげる
祭壇の磨き上げまでかなりの時間を要したが
そこを基点とし一度見えない扉を開くべく流れを通し始める

その瞬間、それまで晴れていたはずがど~っという音と共に土砂降りの雨となる
場の気の流れを通す儀を執り行い、最後に基点へその流れをつないだ瞬間・・・


パチン と始める音がし「その子と目があいました」


前面に油の染みついた茶色の紙に真っ白い輪郭が現れ
両目がパチリと開き私を見つめていました。


そのまま多くの浮かばれぬ想いをおくるべく
浄霊の儀に入り、かなり時間をかけてご供養させていただきました。

 

終えたのち、お写真をみてくださいと伝えると
関係者皆さん驚きで大声をあげていました

1人の方はその写真を抱き寄せ話しかけたり・・・・


どれほど訴えても気が付いてもらえなかった寂しい小さな御霊さまが
そこを介して自分の存在を知ってもらえるだけでどれほどうれしいか。

必死で一途なその目を
今でもよく思い出します

 

昔あった一つの事例でした。

 

 

 


合掌  浄霊師 神島千尋

 

 

 

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出身地:長野県佐久市

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